2008年10月4日土曜日

栗山川河畔のコスモス

今日は絶好の行楽日和と天気予報で言っていた通りの良い天気、 先週コスモス祭りが行われたと聞いて行ってみたかった多古町に行ってみたのだが、道の駅のある栗山川の河畔に到着して見渡してみると、残念ながらもう既に花の最盛期は過ぎていた。
それでも河畔に咲き残るコスモスを照らす秋の陽光は爽やかで心地良い。
一面に咲乱れるコスモスを期待していたのにこんなに早く花の盛りが過ぎてしまうとは・・・と思っていたら、「今年は何時もより花が少なくてねえ・・」と散歩していたお年寄りが残念そうに話している。 紫陽花は見事に咲いていたが、コスモスは不作だったらしい。
今年は未だ見渡す限り咲き誇るコスモスの花を見ていないが、畑の片隅やちょっとした空き地で咲いているこの花も又風情があってなかなか良い。
川の岸辺に咲き残ったコスモスに覆い被さって群生するススキの穂が陽光に輝くのを見ていると、秋がいよいよ深かまってきたなあ・・・と実感が湧いてきた。

咲き出した金木犀

毎年10月に入るや否や我が家周辺には金木犀の香りが漂ってくるのだが、今年も数日前からほのかにこの香りが漂い始めていた。
多古町でコスモスを見て家に戻ると一段とこの良い香りがするので、早速ちらほらと「ハナゾノツクバネウツギ」の花が咲き残る前の公園に行ってみた。
公園の中を金木犀の香りのする方へ歩いて行くと足元に青いどんぐりが落ちている。 近くの「こならの木」(しいの木ではなかった)を見上げると実が一杯生っていた。 子供の頃、よく木に登ってこの実を採ったことを思い出し懐かしい。
香りが流れて来る金木犀の樹が線路際に並んでいる。 見ると未だ蕾が多い。 ちょうど5分咲きくらいだろうか。
この花の何とも言えず良い香りが好きなのだが、花の色も又なかなか良い。 そういえば熟したビワの実のような色だから何となく美味そうな印象があるのかも・・・。
この花の香りを楽しめるのはほんの1週間程度、缶詰にしてとっておきたいなあ・・・といつも思ってしまう。

まさか!のキツリフネ群落

ふと、昨日家内が「街外れの崖下にキツリフネの群落があるって友達が教えてくれた」と言っていたことを思い出した。 場所はだいたい見当がつくのであまり天気が悪くなる前に行ってみようと家内と連れ立って家を出た。
午後になってだんだん雲が増えてきた。 それらしき場所に行ってみると先ず目に入ったのはサクラタデの大群落だ! 道路脇の崖下一面に咲いている。
次に目に入ったのはこの「ツリフネソウ」だった。 この花の数少ない生育地がもう一つ見つかって嬉しい限りだ!
更にその奥に目をやると、なんと黄色い小さな花の群れ、 「キツリフネ」の群落だ! これはほんとに凄い!・・とびっくり仰天してしまった。
栽培種は別として、だいたいこのキツリフネはこれまで1000m近い山でしか見たことが無かったのだから、こんな温暖な北総の地に自然に生育しているとは思いもよらなかった。 これは一体どうなってるのだろう・・・・。
どうしてこんな所に咲いているのか・・は別にして、ともかくこの花の生育地が身近にあったとは嬉しい限り、これから毎年この時期が楽しみになってきた。