いよいよ野の草花も終盤になって来た。 サラシナショウマは見たし、センブリも見終えたから来春まで野草観察は冬眠だなあ・・・とちょっと寂しい気分になっていた。が、ふと思い出したのが昔山登りをしていたころ出会って以来のお気に入り、ウメバチソウだ!
毎年野草観察の最後は、成東の食虫植物群落地のこの花で締めくくるのが恒例なので、早速行ってみることにした。
管理棟から眺めた晩秋の佇まいの天然記念物・食虫植物群落の湿原!
木道を往くと直ぐざまホソバリンドウとお目当てのウメバチソウが目に飛び込んで来た!
茶色い草原で遠目には見立たぬが、おびただしい数のヤマラッキョウの紫の花も咲いていた。
ウメバチソウがあちこちに咲いていて嬉しくなる。
紫のヤマラッキョウの群れの中に白花を発見! 滅多に見かけないので珍しい。
直径2cm位だろうか、木道からだと400mmズームでもアップは撮れないので、花の部分を切り抜いてみた。
リンドウは例年より数が少ない感じだ。
湿原を侵略してきたススキ!
湧水が減って湿原が乾燥してきたので管理が大変!・・と管理人が嘆いていた。
これも切り抜き写真!
蠅も蜜を吸うんだ! とびっくり。
お気に入りの花に出逢うと直ぐ撮りたくなるが、天気が良い日のこの花はコントラストが強すぎるので現像にてこずるのが悩みの種!
ヤマラッキョウは秋を感じさせてくれる貴重な花だが、先日の台風で花が痛んでしまったのが残念・・と管理人が言っていた。
リンドウも季節感に浸れるお気に入りの花!
これは比較的ピントが良い写真の花だけ切り抜いてみたもの。
湿原の今年最後の花を楽しんだ後、駐車場近くで初春の花の代表ホトケノザに早くも出逢ったのだった。
(カメラ : X-T2)
(レンズ:XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR