今朝は雨が上がって多少青空ものぞき始めたので先日本佐倉城址で見た花を確認しに行ってみた。
整備途中の城址も今日は土曜日とあって静まり返っていた。
東馬場から登る径の両脇は草が生い茂り、あちこちにママコノシリヌグイのピンクの小さな花が咲いている。 可愛い花なのに何でこんな残酷な名をつけたのか・・・と出会うたびに思ってしまう。
先日トンボソウらしき花を見た城山に登る。 薄暗い樹陰のその場所に着くやいなや薮蚊の群れに襲われ始め、痒くてかなわない。
しばらく辺りをうろついてやっと先日見た個体を探し当てた。 見るとあの蕾が既に開いているのもある! でも良く見ると咲いている花は少なくて、茶色に枯れている蕾が多い。 これは一体どうしたことなのだろう・・・。
ともかく花がどんな花なのか、薮蚊に刺されながらじっくり見てみることにした。
先ずは横から眺めた姿をマクロで撮ってみたのがこの写真。 これは未だ花が開いていない。
今度は花が開いているのを正面から撮ってみる。 こうして見ると花の姿が「トンボ」に似てると言えないことも無いような気がしてきた。
これ等の写真を図鑑と見比べてみたところ、どうやらこの花は「オオバノトンボソウ」というラン科、ツレサギソウ属の植物ではないかと思った。
両腕は薮蚊に刺されてあちこち赤く膨らんで痒いことこの上ない。 早々にそこを引き上げて城跡を散策。
先日見かけたヤブミョウガの蕾が既に開き始めていた。