2017年1月18日水曜日

肺炎球菌ワクチンの副作用!

高齢者定義された年齢を超えてから毎年のように、インフルエンザが流行る直前に町から予防接種の申込用紙が送られてくるようになって以来、医者は信用できん!・・と医者の言うことを聞かない頑固な親父やおふくろのようにはなりたくないという気持ちもあってか、予防接種は欠かさず受けている。

2013年の暮にインフルエンザ予防接種を受けに行った時のことだ。 
医院の待合室に「肺炎球菌ワクチン」のことが書かれたポスターが貼ってあり、そこには高齢者の死因で肺炎球菌感染症がかなり高い割合を占めており、ワクチン接種でその感染率を大幅に下げることが出来ると書いてあった。

確かに新聞に載っている有名人の訃報の記事は、肺炎が死因と書かれていることが結構多いと感じていたので、良いと思うと直ぐに突っ走る質もあってちょっと費用が高いが直ぐ接種してもらうことに決めた。
インフルエンザ予防接注射のあと「肺炎球菌ワクチンもお願いします!」と医者に言ったら、間を置かないといけないからと言われて1週間後ぐらいに出直して接種を受けてきた。

あれから再接種が可能な5年が経過したので一週間前の木曜日(12日)の午後、前回と同じ医院に行ってワクチンを接種した。
場合によっては腕が棒のように腫れ上がって熱が出ることがあるから、その時は氷等で冷やして下さい」と言われたが、前回も多少腫れて熱っぽくなったが数日で治まったからたいしたことは無かろう・・と気にもしていなかった。
ところが何と、夕方になると注射の跡が赤く腫れ、熱が出だして何だか寒気がしてきたので早めに床に就いたのだった。

腕が痛むし、寒気がしてよく眠れぬ一夜が明けるころ、念のため体温を計ったら8度7分もあってびっくり!
さらに驚いたのは、予防接種を受けた左腕が右腕の倍近くパンパンに膨らんでカッカと熱を発し、触れると痛みが走って動かすのも容易でなかったことだ
まさか医者の言うとおりになるとは思わなかったが、こんなことのもあるんだ!・・と変に感心してしまった。

腕には孫が来た時の為に常備してある熱さまシートを何枚も貼ったり、熱中症対策で買ってあったWater Cool Scarfを巻き付けたが直ぐにカラカラに乾いてしまうので水に濡らして貼りかえるのが大変! 
一方、熱にはめっぽう弱いので食欲が減退して何も食う気にならず、ただ安静を保っしかなかった。

腕は痛いし曲がらないし、二日目まで8度台だった熱は三日目になっても7度7分近くをキープしてなかなか下がらなかった。

4日目の朝、起きる前に熱を測ると6度5分の平熱に戻っていたので、やれやれこれで平常に戻りそう・・・と喜んだのだが、夕方には又7度台に逆戻りしてがっくり。

5日目になってようやく一日中6度台をキープ、未だ腕の腫れは多少残っていたが痛みも取れてホッとしたのだった。

疱瘡、BCG、日本脳炎、破傷風、コレラ、インフルエンザ、そして今回の肺炎球菌等、この年になるまでいろんな予防接種を受けてきたが、今回のような副作用の影響を受けたことは今まで無かったし、こんなに高熱が続くような病気すら経験したことが無い。

気になって肺炎球菌ワクチンのことをネットで調べたら、ワクチン接種の間隔が短いほど副作用が強く出るとあった。 ということは、再接種は5年以上経過した時と言われていたのでもう1年後にしておけば良かったかも・・・と何の保証も無いけど思った。 

そろそろ春を求めて撮り歩きたい時期なのに新年早々とんだハプニングで時間をつぶしてしまったが、
幸か不幸か、となりの屋根がこんなに霜で真っ白になる程の大寒波に見舞われた時期と重なったお陰で、どの道歩き回る気は起きなかったに違いない。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ :150-600mm F5-6.3 DG OS HSM)