もう30年近くもの間我が家の庭のこの時期に咲き続けているこの花、夕方になるとまるで線香花火のように花を開く。 長いことこの花を「花火草」と呼んでいたのだが、何時だったか偶然この花がスベリヒユ科の「ハゼラン」と言う名だと知った。
数日前、夕刻の未だ蒸し暑い庭の片隅でこの小さなピンクの花が咲き出しているのを見つけ、もうこの花の季節になったか!・・と感慨にふけってしまった。
小さくて可愛い花が咲いているのを見ると、つい写真を撮りたくなる。 夕暮れ時に風に揺れる小さな花を撮るのは結構難しいが、 ストロボ嫌いの小生は、ISO感度を800にまで上げてシャッタースピードを稼いで撮るしかない。
この花、夕方3時ごろになると咲き出すので、誰がつけたのか「三時花」と呼ばれているのがうなづける。
見ていたら小さな蟻の姿がある。
この花の蜜は蟻の好物なのかもしれない・・・と思った。