寒くて長い冬の後の春の訪れに歓喜したのもつかの間、いきなりうだるような暑さになってすっかり調子を崩してしまい、いつもなら心地よい初夏の風に吹かれながら田園散策を楽しむ時期なのに家に閉じこもる日々が続いていた。
この日は「気温が25℃を下回って爽やかな陽気になる」との天気予報、朝窓を開けると風が心地良かったので久しぶりに初夏の田園散歩に行ってみることにした。
今年は毎年撮っている里山のヤマフジや匂い立つようなハリエンジュの花を撮りに行けなかったし、恐らくエゴの花も終わっているに違いない。 でもせめて今盛りのウツギだけでも撮ってこようと家を出た。
*大通りの道端でまず出会ったのはこのキキョウソウ! この雑草、北米原産の帰化植物というが可愛くて好きな花だ。
*街外れの農家の庭のセンダンが咲いていた! この花の季節だったとは・・・とびっくり。
*クワの実も生ってる!
耕作放棄された谷津田の縁の小路を往くと
*スイカズラが咲いていた! 里山の藪に絡まって咲く初夏を感じる花だ。
*小さな白い花を付けた灌木が小路を塞ぐように立っていた。 イボタノキだ!
*随分久しぶりに出会ったイボタノキ!
*これは成田線の線路際で咲いていたウツギ!
*耕作放棄の荒れた谷津田を飾るキショウブ!
*テイカカズラの花も咲いてる! この花の季節でもあるんだ。
里山を抜け田んぼに出る。*緑が濃くなっていた田圃に感嘆!
田んぼの縁を往くとまるでホップのようなサワシバが目に入る。
ウツギがあちこちに咲いている! 今この花の最盛期だ。
ガマズミも結構多い! でもこの花はもう最盛期を過ぎたようだ。
散った花が農道を白く染めていた! これはエゴの花が散った跡。
見上げると、
エゴの花が未だ散り残っていた! 諦めていたエゴに会えて嬉しい限り。
気を良くして歩いていると、里山の谷間の貸農園に何故かハマナシの花!
道端にはこんなゲンノショーコの花の跡!
田んぼの畔に咲くブタナ! この花はほんとに多い。 秋のセイタカアワダチソウと並んで初夏の代表的雑草と言っても良いかも!
これはアカバナユウゲショウ! そういえばこれも多い。
農家の門の石柱の上に見事に咲いているマンネングサの黄色い花が目に留まった。これはツルマンネングサのようだ!
今日は久しぶりに8km近く歩いた。 爽やかな陽気のお蔭で背中にしっとり汗をかく程度だったが、さすがに後半は弱っている右足の裏に痛みを感じて歩き辛かった。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:*印⇒XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS & FX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS)