5月31日のスーパーマーズの日から三日間にわたって、孫たちが望遠鏡で火星を観察する様子をFacebookで知らせてきて微笑ましく思っていた。
龍王峡の山の家でふとそのことを思い出し夜9時ごろ真っ暗闇の外に出てみると、高い樹々の梢の隙間に他の星とは比類のない明るさで赤く光っているのを見ることが出来た。
これはその時400mmズーム(35mm換算640mm相当)を着けたXT-1で偶然撮れた写真だが、意外と手持ちで撮るのが難しいことが分かった。
先ずピントを合わせるのが難しいのだ。 ∞マークがあればそこにレンズをセットしておけばよいのだが、AFレンズにはそんなものなど付いてない。
望遠レンズの手持ちでは星をファインダーに入れ続けること自体が難しかく、更に暗闇でレンズを回して一点にピントを合わすことなど容易で無いのだ
6月5日のこの夜、戸を閉めようと思ったら未だ真っ赤な火星が見えていた。
この前撮った時は偶然のように写っていたが、EOS Kiss X7に600mmズーム(35mm換算960mm相当)を着け、窓枠に体を固定して撮ったらどうだろう?・・・と試してみると、やっぱりピントを合わせるどころの騒ぎではなかった。
仕方なく、あまり使ったことが無い大きな三脚をを持ち出してカメラを取り付け火星を狙って
撮ってみたのがこの写真!
未だピントが甘いような気がするが、ことによったら大気の揺らぎでこの程度でも仕方ないのかも・・・。
400mmで撮った時より確かに大きく写っているが、ふと高校時代に天体観測部の友達に誘われて星を観測した時のことを思い出した。
あの時天体望遠鏡で覗いた火星の大きさもこんなものだったような気がするが、部員が描いた火星のスケッチには何だか分からぬが縞模様のようなものがくっきり描かれていた!
さすが天体観測部員はあんなものまで見えるんだ!・・・と、当時は不思議な気分で感心していた記憶がある。
この写真も良く見ると、何だか模様があると言えばあるように見えないことも無いかなあ~?