2020年1月6日月曜日

どう変わるPCとタブレット!

PCと共に歩んだ40年!
考えてみると、60年前の入社したての頃は計算尺や手回しのタイガー計算機が設計業務の主役であったが、やがて当時としては最先端を行く卓上型電子計算機、「オリベッティ・プログラマ101」を導入し、作成したプログラムを磁気カードに記録して計算していた。
 1979年にこの世に出現したベーシック言語のプログラムを自分で組んで使うNECのPC-8000が、それまで事務机を占拠していた計算機にとって変わって使い始めた最初のパソコン(PC)である。

やがてWindowsの出現で使い易くなったPCは、定年退職後もホームページの作成や写真現像などの趣味や道楽の道具として欠かせなくなり、既に40年近くも関わっているのだから我ながら驚きだ。

その間のPCの発展は目覚しく、3.0→95→98→2000→XP→Vista→7→8→10と、WindowsのOSは矢継ぎ早のバージョンアップでついて行くのが容易では無かった。
その度に強いられるソフトやハードの入れ替え作業にはトラブル発生がつきもの、うろたえながらも悪戦苦闘して乗り切ってきたのだが、長年苦労した割にはその仕組みや中身がどうなっているのかいまいちよく分かっていないのだからほんとに情けない。

タブレット、iPadの出現!
ところで、10年くらい前にタブレット端末のiPadが現れた。
「これは面白そう!」と新し物好きを自認するだけにすぐさま試したくなり購入した。

先ず感心したのはスイッチを入れると直ぐに起動すること! 当時のPCはスイッチ入れてから起動するまでひたすら待っことが当たり前だったから感動するのも無理はない。
次に感心したのは撮った写真の映像が綺麗なこと! 10インチ程度の小さな画面とはいえPC用の19インチディスプレイより格段に綺麗だと思ったものだ。
そしてもう一つ、スマホの様に二本の指でピンチすれば画面の拡大縮小が思いのままに出来ること! 視力の弱った老人にとって普通のPCには無いこの機能は有り難い。

実際に使い始めてみると、iPadは用意されている様々な用途のアプリを取り込んで使うのが基本のようで、PCのようにソフトを使ってデータ作成したりファイルをフォルダーに収納して管理する機能があるのかどうか分からなかった。 
その意味では、趣味の創作活動のデータ処理やファイの管理はやっぱりPCにお任せして、iPadはプレゼンテーションや自分好みのコンテンツを視聴する為のアプリを使うことに徹した方が良さそう・・と思ったが、そうする為には写真や音楽やPDF文書等のデーターを取り込むのにPC上のソフト、iTunesを使わねばならぬと分かりちょっとがっかりだった。

悩ましいトラブル
ともかくそんな訳で、ipadに用意されている「写真」や「ブック」や「ミュージック」のアプリに趣味で撮った写真、PDF化したアルバム、昔録音したカセットテープの懐かしい音楽等をPC上のiTunsを経由して取り込み、何時でも好きな時に視聴出来るようにして楽しんで来たのだが、どういう訳だか数年前からPCのiTunsソフトがiPadを認識しなくなり、iTunsやドライバーの更新とか再インストールをいろいろ調べて回復を試みたもののうまく行かずデータを取り込めなくなってしまった。 
お陰でiPadに搭載したいと思っている新たな写真や音楽の追加が出来ず、搭載済みのものだけで我慢せざるを得なくなってしまっていた。

見えてきたiPadの可能性!
一昨年の7月、突然発症した網膜剥離の手術の後、小さな文字が見えづらくなったこともあり、キーボードを使って入力するのが容易ではないのでiPadの音声入力を試したところ、これが意外なほどの確率で入力出来たのだ!
「これは使える!」とばかりメールや作文はこれに頼ることが多くなった。 (Windows10にも同様の機能はあるのだが、試してみるとその信頼度は低く後の修正が大変なので、上手く使用出来そうになかった)
そんな折、そろそろ考えねばならぬ歳になってきたので始めていた断捨離の最中に見つけた古い手帳の記録が懐かしくてどうしても残したくなり、ハズキルーペと虫眼を併用しつつ音声入力でiPadのPagesに記録し始めた。出てきた古い写真も懐かしくて残したくなり、スキャナーで取り込んだりしているうちにいつの間にか次第にファイルの数が増えて来て、これは何とか整理しないと何が何処にあるか分からなくなりそうだ!・‥と心配になってきた。

どうしよう?・・と考えていた時、ホルダーを作ってファイルを収納する機能を持つ「ファイル」という新たなアプリが出来ている事が分かった。
早速試してみると、iPad内蔵ストレージとかクラウドにフォルダーを作り、そこにファイルを収納出来るようになっていた。
これならPCを使わなくてもiPadだけでいろんな事が出来そうだ!‥‥と嬉しくなったが、残念ながら「写真」や「ブック」や「ミュージック」という既存のアプリのフォルダーとは別になってしまうのだ。 
類似ファイルが別の所に散在していては不便だなあ‥と思ったが、iTunsが機能しないのでそれも仕方がない。

世代交代の時期は何時?
iTunsさえ正常に戻れば新たなファイルがすっきり収納出来るのに‥と、良い回復方法がないかネットの情報を探してみても、既に実施して効果の無かった情報ばかり。やはりダメかと諦めかけた時、未だ見た事のない新たな情報に遭遇した。
それはPCの「ProgramdataフォルダのAppleフォルダの中にあるLockdownフォルダの中身をクリアする」というものだった。 
勿論それが何を意味するのか皆目見当もつかないが、ともかくダメもとで試してみると、何とこれ一発でiTunsがiPadを認識するようになったのだ!
助かった!とばかり、一旦iPadのストレージに溜め込んだファイルをPCに送り込み、iTuns経由でiPadの正規の場所に入れ直して整理整頓が完了!
ここまで来ると、もはやiPadが主役でPCは脇役になるのでは‥と思えて来るのだった。

これにはおまけがある。
やはり数年前からPCに認識されなくなって音楽ファイルがアップ出来なくなっていたネットワーク上のNASがこの後認識されるようになったのだ! 
思ってもいなかったのでさすがにこれにはビックリするやら嬉しいやらだったが、それにしても、一件落着したとはいえPCを介在させなければファイルの整理ができないという問題は残ったまま! 
完全に独立させる事は出来ぬのか?‥と思ったが、PCでもタブレットでも稼がねばならぬメーカーの立場になればそれを望むのは残念ながら無理かも知れない。