2009年3月31日火曜日

足踏みする庭の花

朝のうち良い天気だった。 今日はどの辺を散歩しようかなあ・・と考えているうちに空に雲が広がって出足を挫かれてしまう。恨めしげに空を眺めていたら、
去年と打って変わって今年は花付が極めて悪いヤシオツツジの枝先にたった一つの赤い蕾が大きく脹らんでいることに気がついた。 もう咲き出したのか!・・・とびっくりしたが、 そういえば去年、 4月初めに退院した時この花が迎えてくれたことを思い出す。
庭を改めて見回してみると、片隅のフリージアがそろそろ咲き出そうとしてる。
ハナズオウの樹にも赤い蕾が点々と付いている。
蕾が脹らんでいたハナカイドウは今にもほころびそうだ。
ブルーベリーの小さな樹の根元では、スミレの脇にイヌワラビらしきシダが若葉を広げ始めていた。  天気予報ではこれから次第に暖かくなると言っているので、足踏み中のこれ等の花が一斉に咲き出すのももう直ぐに違いない。

2009年3月30日月曜日

大好きな田園の春の草花

今日も素晴らしい天気。  キャンペーン特価で購入したダスト除去機能付軽量カメラ、EOS Kiss X2に60mmマクロを装着して、相変わらず冷たい空気の町外れの田園散歩に出かけてみた。 用水路脇にやってくる。
そこの桜並木は咲き出してから1週間近いというのに未だ2分咲き程度。 この分だと未だしばらく桜の花が楽しめそうだ。
用水路を渡って農道を行く。 道端には春の野草の花盛り、大好きなオオイヌノフグリウシハコベの花を見るとどうしても撮らずにはいられない。
オランダミミナグサもこの時期の常連。 そこら中に生えるこの雑草、普段は気にも留めないのに今日はマクロレンズを着けている久しぶりに撮りたくなってシャッターを押す。
陽射しが強くなってきた草むらの愛らしいカラスノエンドウの花にも目が留まる。
道端にこのキュウリグサの小さな花を見つけた!  2mm程度あるだろうか、この小さなワスレナグサに似た草花が咲いてることすら気付き難いが、見つけると妙に嬉しくなって撮りたくなる。
田圃の畦道に入るとこの花を見つけた。 遠目にはノボロギクかな?・・と思ったが、そばに寄ってみるとタガラシだと分かる!
この時期の田圃はこのタネツケバナが大群落をなしている!  中には一面この花で覆われて白く染まった田圃もある。
このように、マクロでクローズアップしたタネツケバナの花の形はなかなかユニークでお気に入り。 こんな面白い形の花は他にあったかなあ・・と考えても思い浮かばない。
畦道で小さな黄色い花を見つけた。 カタバミかな?・・と覗いてみるとこの花は、今年最初のヘビイチゴだ!
里山の縁を通りかかった時目に入ったのがこのモミジイチゴ。 もうこのキイチゴの花が咲き出してるのか!・・・とびっくり。   どういう訳かこの花を見ると初夏のイメージが湧いてくる。

2009年3月29日日曜日

投票所への道すがら

今日も相変わらず空気が冷たかったが天気は上々。 この前6km近く歩いた後又腰痛が出てしまったので用心して安静を保っていたのだが、今日は千葉県知事選の投票日だ。
痛み止めを飲んで近くの公民館の投票所まで街路樹の根元に植えられた水仙の花が眩い坂道をゆっくり歩いて出かけてみた。
途中の公園に先週辺りから咲き出していたコブシが未だ綺麗に咲いている! 急に暖かくなって咲き出した花だが、その後の冷え込みで綺麗な状態を保っているのは嬉しい限りだ。
ユキヤナギもまだまだ咲き続けてくれそうだ!
急激な気温上昇で東京の開花宣言から数日遅れで咲きだしたこの辺りの桜は、又寒くなってその後一向に花の数が増えてない。 この陽気が続くと花見の最盛期はもう1週間先になりそうな気配。 でも花が見れる期間が長くなるのは撮る機会が増えて大歓迎。

2009年3月26日木曜日

春うららの本佐倉城址

今日は久しぶりに明るい朝の光に目が覚めた。 窓を開けると外の空気が冷たくてびっくり。 
こんな日は田園散歩にうってつけとばかり、本佐倉城址方面を散歩、国道を横切って成田旧街道脇の農家の庭先にさしかかると、ミツマタの花が満開になっていた。
ユキヤナギの花も眩く輝いている。
酒々井小学校脇の生垣の続く径に入る。 毎年この生垣の中に咲いているウグイスカグラの花に会うのが楽しみで、 咲いてるかなあ・・・と期待しながら何時もの場所に行ってみると今年も予定通り咲いているのを見つけてほっとする。
小学校のグラウンド脇の急な坂道を下る。 途中の道端はスミレやこのジロボウエンゴサクの花盛り。
見上げるとキブシの萌黄色の花が里山を飾っていた。
やがて谷津田に下り田圃の中の農道を進み、飾り気の無い本佐倉城址入口に到着。
城址の緩い坂道を登った所が東馬場。 下を向いて登ってきたので振り返るまで気がつかなかったが、直ぐ脇に純白の花を付けた大きなコブシの樹が立っていた。
東馬場の右上に登った所にある虎口に出てみる。 昔はこの先に印旛沼の水面が広がっていたのだと思うと感慨深いものがある。 
虎口を出て城址の外をまわって東馬場上部の倉址に登る。 見下ろすと、去年蕎麦畑だったところに菜の花や水仙の花が咲いてのどかな雰囲気だ。
                                        


標高30m程度の城山だが歩くと結構くたびれる。 今日は空気が冷たいのだがそれでも汗が滲んでいた。
山を下って戻る途中、田圃脇に咲くハナダイコンの花が印象的だった。

2009年3月25日水曜日

泉自然公園のカタクリ

今日も天気は良くない。 予報では午後から雨、その前に去年は行けなかった千葉市の泉自然公園に行ってみることにした。 お目当てはカタクリの花だ。
車窓からあちこちの里山に咲くコブシの白い花を眺めながら泉自然公園の駐車場へ。 どんより曇り空と言うのにこの時期は訪れる人が多くてコブシの花が咲く駐車場には結構車が入っている!
見上げると周囲のがちらほら咲き出している! 来週はこのお花見客でごった返しそうだ。
谷間に下って行くと、菖蒲田の両脇の山の斜面にカタクリの花が咲いているのが見える。 久しぶりの対面で嬉しくなって早速カメラを取り出しレンズを向けた。
今にも降りそうなうすら寒い山際だが、こんな花を見ていると何となく暖かい気分になってくる。
まるでミツバチのように花から花へとレンズを向けるカメラマンの群れ、 そんな中でこのような可愛い花を見つけてはシャッターを切り続ける。 そうこうしている内に霧雨が降ってきた。 デジカメは雨に弱い! 急遽着ていたウインドヤッケを脱いでカメラを覆ふ。
大きな樹の根元で咲いているこのカタクリにも目が留まり、 カメラを覆ったヤッケに首を突っ込んでシャッターを切る。 昔の修学旅行の記念撮影を思い出しながら・・・。
何時もの場所にニリンソウも咲いている。 それにしても草花は決して季節を忘れることがないんだよなあ・・・と妙に感心してしまう。
ジロボウエンゴサクも咲いているじゃん!  この花もカタクリに会いに来ると何時も姿を見せてくれる嬉しい友達だ。
山際で久しぶりに独特の葉の緑と花の形で直ぐそれと分かるナツトウダイに出会った!  この時期、里山に入るとお目にかかることが出来るのだが、最近は蕨狩りに行くことも無くなって長いことご無沙汰していた。
そういえば・・・と以前咲いてた場所を思い出したのがこのイチリンソウ。 同じ場所に予定通り咲いていて祝着しごく。

2009年3月24日火曜日

春本番の開幕か!

春本番が始まろうというのに北総は今日も一日お日様が顔を出さなかった。 それでも家に閉じ篭っていては春を見逃してしまいそうで気が気でない。 
そこで今日は久しぶりにのどかな田園風景が広がる隣村の師戸城址に出掛けてみた。
ここは印旛沼を見下ろす公園になっていて、以前は春になると梅の花やサンシュユの花を見にやって来ていたが、ここ数年訪れていなかった。 梅の花が終わった城址には何の花があるのかなあ・・・と思いながら歩いていたらこのシデコブシに遭遇。  この花にここで出会ったのは始めてだ。
この城址には桜の樹が多い。  その桜が数輪咲きだしている! 年に一度の賑わいになるのももう直ぐのようだ。 花見のシーズンはかなり賑わっているようだが、普段はあまり人気の無いのが嬉しいのだが・・・。 この城は対岸の臼井城の出城だったという。 戦国時代のこの辺りは、下総・上総・安房・武蔵の諸国が入り乱れて戦乱に明け暮れたと言われているが、今はウグイスの鳴き声が辺りに響いているのみ。
外周の空堀を歩いていたらこのヤマブキの花に遭遇、 もうこの花が咲き出しているとは!・・とびっくり。
頭上の綺麗な模様を見上げる。 まるで赤子の手のような可愛いモミジの葉があったのだ。 もうこんなに葉が育ってる!・・とまたまたびっくり。

2009年3月23日月曜日

北総のカタクリ

今朝は風が猛烈に強かった。 天気も良くない。 それでもこのところの暖かい陽気で近くの里山のカタクリの花が咲き出しているのでは・・・と気になっていたので見に行くことにした。 
風の通り道のような谷津田の奥の里山の縁に行ってみると、もう既にあちこちにカタクリの花が咲き出していた。
桜の花の開花が近いこの時期になると、この可愛い花のことを思い出す。 半世紀前に雪国で初めて出会ったこの花、温暖な北総の里山で出会ったときの驚きが未だに忘れられないのだ。
足元の花に気をつけながら歩いて行く。 見ると田圃の用水路の脇にもカタクリの花が咲いている。
あの綺麗な花は?・・・と比較的背の高い花に目をやると、それは普通「ハナダイコン」と呼んでいる紫の花。 この花も野の春を感じさせてくれる嬉しい花だ。 本名は「オオアラセイトウ」のようだが「ショカッサイ」と呼ばれたりすることもある。
ここはわが町では唯一の貴重なカタクリの群生地、季節毎に様々な山野草が楽しめる。 毎年花を咲かせるには山の手入れが欠かせないのだが、代々この里山を守り続けている持ち主の農家には頭が下がる思いがする。 ふと目をやると、山肌から染み出る水際にワサビの白い小さな花が咲いていた。 こんな所でワサビに出会うとは・・・と思わず感激してしまう。

2年ぶりのコブシの花

去年は入院していて会えなかったカタクリの花との2年ぶりの対面を果たした後、今度は近くのコブシの大木にも会いに行った。 
青空の下で会いたかったのに今日は天気が悪くてあいにくだが、今年は花付がよくて大きな樹一杯に花が付いている姿は壮観だ!
近くに行って見上げてみると、もうだいぶ前に花が開いたのか、既に花びらは茶色く変色を始めていて、 地面には散った花びらが敷き詰められていた。  思い出すのが遅れて最盛期を逃がしてしまったのはちょっと残念!