2008年5月31日土曜日

気がつけば5月も最後!

今日は雨模様。 そろそろうっとおしい梅雨の季節が始まるのか・・・と窓の外を眺める。 
ふと今日は5月の最後の日と気付く。 そういえば、今月は何だかあわただしい印象しか残っていないが、撮った写真の中にブログに記録したかったのが残ってないか見返してみたら、
7日に松虫寺で撮ったカヤラン(榧蘭)の花があった。 この花は毎年欠かさずに記録していたのだ。
16日に近くの里山で出会った、実はつがいの雉だった。 雄の雉に目が行って記録していたが雌の方の写真も撮っていた。 公平のためにこの写真も記録しておこう。
23日にニワゼキショウを庭で見つけて記録したが、その時他の変種も記録したいと思っていた。 今日写真を見返していたら、翌日別の二種類を撮っていた。 そのうちの一枚は色は庭のと似ているが形が少し違うもの。
そしてもう一枚は色も形も違うものだった!
26日に里山散策した時、雑草が生い茂る草むらでヒルガオを見かけた。 色も地味だし雑草の中では全く目立たないので普段は撮る気になることは無いのだが、この日は珍しくカメラに納めていた。 よく見るとなかなか綺麗、これは「コヒルガオ」と言う種類のようだ。 雰囲気の良いところで咲いていればもっと注目されるだろうに・・・。

2008年5月28日水曜日

オールドローズ

天気が崩れるとの予報だったが午前中はそれでも時折陽が射していたので隣町にある草笛の丘のオールドローズを見に行ってみた。 大型観光バスから降りたったツアー客の集団で賑わう入り口付近のバラ畑を抜けて奥から見物。 
先ず目に留まったのはこの赤いバラ、 ちょっと残念だけど名札を見ても覚えられないので無視することにした。
この薄いピンクのバラも清楚で気に入った。
この小さな赤いバラもなかなか可愛い。
この小さな深紅のバラもいい感じ!
この花も比較的おとなしくて好感がもてる。 ところでオールドローズと言ってもいろいろ種類があるようだが、こうして見てみるとシンプルでおとなしい感じの花に目が行ってしまう。

今回は来るのが少し遅すぎた感じ、花びらの縁が傷み始めた花が多くてカメラに納める花を選ぶのに一苦労だった。

2008年5月26日月曜日

卯の花がやっと咲き出した!

今日は朝のうち曇っていたがその内カンカン照りの真夏のような陽気になってびっくり。 こう暑くては・・と思ったが暑さにも体を慣らさなきゃと気を取り直して近くの谷津田の散策に出掛けることにした。
谷津田に行ってみると陽射しはやっぱり暑かったが、田を渡ってくる風は爽やかだった。
里山の縁を歩くと、 緑の斜面にガマズミの白い花が目立つようになっていた。 普段はあまり気がつかないが里山にはガマズミが結構多い。
キイチゴが生っている! これはモミジイチゴだ。 
この実も子供の頃は大好物だったこともあってか、これに出会うと妙に懐かしさがこみ上げてくる。
小さな赤い実も生っている。 こちらはウグイスカグラの実だ! 早春に可愛い花を咲かせるこの木がこんな可愛い実をならせることを知ったのはつい最近のこと、 この実も食べられるらしいのだが、未だ食べた経験が無い。
気になっていたウツギの花は未だ蕾が多かった。 去年に比べて開花がだいぶ遅れているようだなあ・・と思いながら歩いていたら遂に咲きかけた花に遭遇。 ここは開けた場所で日当たりが良いからに違いない。

2008年5月25日日曜日

ヨーロッパからやって来た!

昨晩からの雨が続いたが、3時過ぎになってようやく上がった。 退屈していたので直ぐ前の町の小さな公園にカメラを持って行ってみると、草むらにコバンソウ(小判草)の群落があることに気がついた。

このコバンソウはタワラムギとも呼ばれるイネ科の植物らしいが、明治にヨーロッパから観賞用として輸入されたのが野生化したのだという。 それにしても凄い繁殖力には驚かされる。
こちらの「ブタナ」もヨーロッパからやって来たのだという。 今から75年ほど前に札幌で発見されたというが、今ではこの花を見ない場所は無い。
そういえばこの公園を覆い尽くすのでは・・と思えるくらいはびこっているこの「コメツブツメクサ」もヨーロッパからやって来た帰化植物。 こうしてみると目にする野草の殆どが外来の帰化植物と言っても過言ではなさそうだ。
公園の築山が輝いて見える。 何が輝いているのかと近寄って目を凝らしてみると、地面に張り付くように生えている植物が雨の雫に濡れて光っているのだ。 これは何だろう? 苔のようだがなかなか綺麗でこれにはびっくり。  これもヨーロッパから来たのかなあ・・・。

2008年5月24日土曜日

エゴノキの花

今日は天気が崩れるとの予報だったが意外にも暑いくらいの良い天気。 今頃花が咲き出してるのでは・・とエゴノキを探して里山を巡ってみた。

エゴノキを見つけるには地面を探すのが一番。 白い花を敷き詰めた地面の上にエゴノキの花が咲いているのだ。
見上げるとあの可憐な花がみっしりと咲いていた。
大きな羽音がする。 見ると「クロマルハナバチ」が花の蜜を吸いに来ているようだ。
近くに赤い実を付けた潅木がある。 ヤマグワの実だ! 子供の頃、口を紫色に染めてこの実を食べたことを懐かしく思い出した。

2008年5月23日金曜日

アヤメの仲間とは!

このところ草むらや田圃の畦で咲き誇るニワゼキショウをよく見かけると思ったら、今日庭先でも咲いているのに気がついた。

ふと、この花一体何の種類に属するのか疑問に思って調べたら、なんとこの花は「アヤメ科ニワゼキショウ属」だと分かった! なるほど季節的にもアヤメの咲く時期に一致するのだが、この花を見てアヤメ科と類推すのは難しい。
この花、なかなか可愛い上に色や形の変種が多く、写真で記録してみたいと常々思っているのだが、なにせ花が小さすぎて草むらに咲く姿に気付かないことが多いのが難点。

2008年5月22日木曜日

古巣のフェンスの見事なバラ!

今日はもうすっかり初夏のような天気。 そろそろ古巣(かって勤めていた成田市にある工場)のフェンスのバラが見頃を迎えているのでは・・と見に行ってみることにした。
一時期見る影も無くなっていたバラの花だが、リタイアしたバラ好き仲間のボランティアですっかり元通り復活、見事なばかりに咲き乱れていた。
工場の周囲に巡らされたフェンスの内、およそ1kmの長さに渡ってバラが今ちょうど花盛り。 花を眺めながらフェンスに沿って歩いてゆくとクリーム色のバラが目に留まる。
次のピンクのバラも綺麗だ!
白も良い!
このオレンジも中々だ!
薄いピンクのバラ、
黄色いバラ、
深みの赤いシングルのバラ、
薄紫のバラ、
そして最後は素朴なバラで締めくくり。

2008年5月19日月曜日

覚えられない花の名

毎年、この時期になると庭の片隅で元気よく咲き出すキキョウの仲間がある。 栽培種のこの花の名が一向に覚えられないのだ。

今日も又この花の名を奥方に聞くと「カンパニュラ・アルペンブルー」との返事。 早速調べてみたら、旧ユーゴスラビア北部原産の「カンパニュラ・ポシャルスキャナ」というもので、「アルペンブルー」という流通名で売られているらしい。
この鉢の中に密集して咲いているのを奥方は「ベルフラワー」と呼んでいた。 外国では釣鐘状の花はなんでも「ベルフラワー」にしてしまうからなあ・・と調べてみると、和名が「オトメギキョウ」で「ベルフラワー」が流通名。 何とこの花も旧ユーゴスラビア北部原産だと!

今庭のあちこちにシランが咲いている。 この花、意外に生命力があるようで年々勢力を広げている。 中に白花のシランもある。 花びらにほんのり赤味があってなかなか優雅。 この花、流通名は「クチベニシラン」、 魅惑的な名前をつけて売らんかな・・の魂胆か。

裏庭の通路際に小さなピンクの花が・・・と気がついて覗き込むと、それは何のことはない咲きはじめた雑草のハルジオンだった。 こんななんのことはない雑草を見ている方が不思議に気が休まるのは何故だろう?
ひょろひょろ伸びた茎に小さな白い花が付いているのを見つけた。 「ユキノシタ」の花だ!  あまりに目立たないので例年見損なうことも多いが、ちょうど咲き始めたところに気がついてよかった!・・と安堵。 この花の表情はほんとにユニークで見飽きない。

2008年5月17日土曜日

萌えるスダジイ

今日も心地良い天気になったので印旛沼近くの心地良い風が渡る田植えが終わったばかりの田圃をドライブ。 
周囲の里山を眺めるとさすがに温暖な北総だけあってこの時期はもこもこと他を圧倒するように一際鮮やかに盛り上がるスダジイの巨木の姿が印象的。 この地に移り住んでもう30年近くなるが、この情景は独特の感動に満ちた情景だとつくづく思ふ。

2008年5月16日金曜日

里山に初夏の花

幾分雲も多かったが久しぶりにお日様が顔を出し、田園散策にはちょうど良い陽気になった。そろそろ初夏の装いになっているのでは・・と里山の様子が気になっていたので早速見に行ってみる。

すっかり緑が濃くなった谷津の入り組む里山の縁の草むらに線香花火のように咲く小さな白い花が目立つ。 これはセリ科のオヤブジラミ(雄藪虱)の花だ。
側らの斜面の緑一色の雑木林の中に白い小さな花をつけた樹がある。 カマツカ(鎌柄)の花だ。 バラ科・カマツカ属のこの花に出会うと遂に里山に初夏がやってきたのだ!・・と実感する。
サワフタギ(沢蓋木)も咲いている! 初夏の花は白一色で地味な感じのものが多いのだが、ハイノキ科・ハイノキ属のこの花は初夏の花の中ではなかなか華やかな咲き方で好きである。 ところで、「ハイノキ」という名が気にっていたのだが、この木の仲間の灰を染色の材料として用いたことに由来するのだという。

斜面に目を凝らしながら歩いているとハンショウヅルの花を見つけた! 我が家周辺の里山では年々数を減らして滅多に出会えなくなったから、こうして出会うと嬉しさがこみ上げる。 この花がキンポウゲ科・センニンソウ属ということがどうしても覚えられない。 そういうイメージがしないのだ。 ちなみに「カザグルマ」も同じ仲間というから不思議である。

歩いていると里山の奥で時折「ケーン!」とが鳴いているのが聞こえている。 この辺りでは雉の姿をよく見るから珍しくは無いのだが、うまくすると又会えるのでは・・と期待が高まる。 
谷津田の縁から台地の上に出て帰り掛けた時、 予想が的中して里山の上の畑にの姿を発見! こんな近くで出会うとはラッキーだった。

2008年5月13日火曜日

冷たい雨に濡れる花

伊豆諸島方面に台風2号が北上してきたせいなのか、朝から冷たい雨が降り続いて一向に止む気配がない。

一雨ごとに緑が濃くなる我が家の庭では、雨に濡れて咲いているナデシコの花も目立たない。
先日咲き始めたばかりのキングサリも、この冷たい雨をじっと耐えているようだ。

2008年5月12日月曜日

トキソウの季節

今日もどんより曇って冴えない天気、その上気温も3月下旬並みに逆戻りしてうすら寒い一日になった。 そんな空を眺めながらこの時期に咲く花に思いを巡らせていたら、そろそろトキソウが咲くんじゃなかったかなあ・・と思い出し、
今湿原一面にキンポウゲの黄色い花で埋まる天然記念物の成東の食虫植物群落地へ出かけてみた。
早速木道を歩いてみるとあちこちに生える小さなモウセンゴケが目に入る。 ここは九十九里浜に近い温暖な地域だというのに、山の湿原で見られる食虫植物の群落があるのだから国の天然記念物に指定されたのもうなずける。
同じ食虫植物のイシモチソウも結構多い。 粘液をつけた触手で虫を捕らえたばかりのイシモチソウ、これをどうやって栄養にしているのかほんとに不思議である。
今年は幾分開花が遅れているらしく、お目当てのトキソウにはなかなか出会わない。 意外に目に入るのはハルリンドウの蕾だ。 今日は曇っている上に手がかじかむほど冷え込んでいて花も開花をためらっているようだ。 それでもやっと一輪だけ開いた花に出会うことが出来てほっとする。
木道の奥でようやくトキソウに対面。 殆どが蕾の状態だったがなんとか開いた花に会うことが出来て先ずはめでたしめでたしだ。
今年は例年に無く開花が遅いようなので又後日天気の良い日に出直すことにした方が良さそうだ。