今年の春は入院していて来ることが出来なかったので去年の夏以来1年ぶりだ。 ちょっと目を放している間にあちこちガタガタになって修理に手のかかる三十数年経った山の家、今回も到着するなり破裂していた水道の修理にてんてこ舞い。
コバギボウシが花盛りの栃木の山の家に久しぶりにやって来た気分だ。
午後、水道の修理が終わったので懐かしい山の花に会いたくて山奥の栗山地区に行ってみることにした。
湯西川に抜ける林道脇の斜面には今年もお目当てのフシグロセンノウの花が咲いていた。 薄暗い山の中に一際目立つこの花、一度出合ったら忘れることの出来ない花になっている。
シデシャジンもそこら中に咲いていた。 今年は花の数が多いようだ。
昔はこんな山奥に来なくても出会えた花なのに、このところここでしかお目にかかれない。
初めて出会った時、「何て変わった花だ!」と思ったが、 こうしてアップで眺めて見る姿が愛らしく、毎年出会うのが楽しみになってしまった。
今年はどういうわけかツリフネソウの姿が見えない。 例年この辺りに咲いているのだが・・・と探してみたが見つからない。
そうこうしているうちにようやく見つけたのはたった一輪のこのキツリフネの花だった。