年号が変わって三日目、朝から良く晴れて爽やかな陽気。
こんな日は家に閉じ籠っていては勿体ないので何処かへ行こう!・・と考えた末思い出したのが下総松崎駅近くのナンジャモンジャ屋敷。
房総風土記の丘のフデリンドウを見に行くのも忘れていたのでもう遅いかもしれないがそこもついでに行ってみることにした。
ふと、印旛松虫寺近くの巨大なヤマフジのことも思い出し、先ずは印西市の松虫寺に向かって家を出たのだが、なんと印西市から酒々井町に向かう反対車線が見た事ない位何キロにも渡って超渋滞!
「そうか!大型連休で皆さん酒々井アウトレットに行くのかも! いやー 参った! 帰りはどうしょう?」と心配になって来たが、ともかく行ってみてから考えることにした。
印旛松虫寺の境内のかやの樹に見事にカヤランが咲いていた!
毎年のように見に来ているが去年は見つからなかっただけにビックリ!*
高い枝の下に寄生している珍しい小さな花!
木の中は暗くてオートフォーカスも効き難く、640mm相当の望遠を手持ちで撮る写真はいつもピンボケだらけ!
難しいからこそ挑戦するのが楽しいのだが・・。*
これは寺の周りで見つけたジュウニヒトエ!
葉の形や咲き方が違うが、これもジュウニヒトエだろうか?
花はそっくりでシソ科だが、園芸種のミントの一種かもしれない。
これがもう20年以上見に来ている松虫寺入り口の辻に咲くヤマフジ!
道祖神を抱くように立つご神木のスダジイの古木に絡まって今年も綺麗に咲いていた!
一時期、このヤマフジがスダジイの古木を覆いつくして見事な花を咲かせたこともあったが、それではスダジイが持たない。
恐らくご神木を守るためヤマフジの一部が取り払われたのかもしれない。
ここを後に、京成成田空港線沿いの新しく出来た渋滞する道を下総松崎へと向かった。
印旛沼迄は渋滞は続いたが、その先は空いていて、思ったより早く下総松崎へ到着した。
田圃の中の一軒家のナンジャモンジャは今年も見事に咲いていた!
二十数年前まで通勤途上で「何の花だろう?」と思い続けていた懐かしい花だ。
これがこの家のおばあさんが全て種から育てたナンジャモンジャだと聞いて感激したのはリタイア後。
だがその名を知ったのは60年以上前の事。
ちょび髭の中学校の校長が校庭に植えた木を「これはナンジャモンジャという木だ!」と言っていたのが記憶に残っていた。
このナンジャモンジャ、本名はヒトツバタゴと知ったのは随分後の事。
この後向かったのは「千葉県立房総のむら」で有名な近くの房総風土記の丘。
「房総のむら」は人と車で大混雑だったが、周囲の風土記の丘の里山は比較的静か!
史料館周辺はヤマツツジやコデマリが綺麗に咲いていた。
早速古墳が点在する里山に入り草むらを探してみたら、
未だ咲き残っている可愛いフデリンドウを見つけた!
小さな花に蟻が!
いつもは4月中頃に見に来るのに、今年は天候の影響や何だかんだで気が付くのが遅かった。
でもこうして対面できて良い気分、渋滞に巻き込まれることも無く、農道や間道伝いに無事帰宅したが、やっぱりこんな時は我が家周辺の田園散歩が一番だと反省!
カメラ:X-T2、レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
*印 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR