2008年5月12日月曜日

トキソウの季節

今日もどんより曇って冴えない天気、その上気温も3月下旬並みに逆戻りしてうすら寒い一日になった。 そんな空を眺めながらこの時期に咲く花に思いを巡らせていたら、そろそろトキソウが咲くんじゃなかったかなあ・・と思い出し、
今湿原一面にキンポウゲの黄色い花で埋まる天然記念物の成東の食虫植物群落地へ出かけてみた。
早速木道を歩いてみるとあちこちに生える小さなモウセンゴケが目に入る。 ここは九十九里浜に近い温暖な地域だというのに、山の湿原で見られる食虫植物の群落があるのだから国の天然記念物に指定されたのもうなずける。
同じ食虫植物のイシモチソウも結構多い。 粘液をつけた触手で虫を捕らえたばかりのイシモチソウ、これをどうやって栄養にしているのかほんとに不思議である。
今年は幾分開花が遅れているらしく、お目当てのトキソウにはなかなか出会わない。 意外に目に入るのはハルリンドウの蕾だ。 今日は曇っている上に手がかじかむほど冷え込んでいて花も開花をためらっているようだ。 それでもやっと一輪だけ開いた花に出会うことが出来てほっとする。
木道の奥でようやくトキソウに対面。 殆どが蕾の状態だったがなんとか開いた花に会うことが出来て先ずはめでたしめでたしだ。
今年は例年に無く開花が遅いようなので又後日天気の良い日に出直すことにした方が良さそうだ。