今朝、町の野草分布を調査している人から珍しい花の情報を得た。
この写真、その花を求めてやって来た町外れの北総台地。 目指すは畑地の奥の里山なのだ。
農道を歩いていると足元に小さな花を付けた雑草がびっしり生えていた。 江戸末期に渡来したという熱帯アメリカ原産のツルナ科ザクロソウ属の「クルマバザクロソウ」だ。
畑を抜けて夏草が生い茂る里山の縁に来ると、 側らの草むらに咲く今年最初のこの「カントウヨメナ」に出会った。
この白い花も目に入る。 見るとこれも今年初の「センニンソウ」だ!
杉林の中のこの小径、谷津田に下る里山への小径。
小径を行くと、薮の中に家が見えた。 こんな凄い薮に家とは?・・とよく見ると屋根に穴が明いている! 廃屋の屋根なのだ。
やがて薄暗い里山の中の坂道になる。 最初に出会ったのがこのユリ科ジャノヒゲ属の「ノシラン」だ! あまりに暗くてISO 3200の感度でやっとのことで撮った初対面のこの花、意外にも図鑑には海岸近くの森に生えると書いてある。
このラン科シュスラン属の「ミヤマウズラ」も見つかった! これもフラッシュを使うと不自然になるのでISO 3200の感度で撮ってみた。
このセリ科の小さな花も咲いている。 線香花火のように咲いているこの花はどこか「ヤブニンジン」に似ているが葉の形は人参のような細かい切れ込みが無いので全く違う。 図鑑で調べたらどうやらセリ科カノツメソウ属の「カノツメソウ」(鹿の爪草)のようだ。 そういえば里山でよく見かけるのはこの花だったのか!・・・と納得。