5月に入った頃から周囲の空き地や畑の縁でこの「ヒルザキツキミソウ」の明るくて可愛い花が目に付き始め、出会うたびにカメラに納めて楽しませてもらっている
北アメリカ原産のアカバナ科マツヨイグサ属のこの花がやって来たのは大正末期、観賞用だったそうだが今ではすっかり野生化してこの時期の田園の風物となっている。
同じアカバナ科マツヨイグサ属で「アカバナユウゲショウ」と言う可愛い花もこの時期の田園ではいたるところで群生して目立った存在だ。
小さなこの赤い花、梅雨時の田園散策の目を楽しませてくれる貴重な花になっている。
赤い花の外来種の群れに対抗するように咲く「ツユクサ」の群れ、 このしっとり落ち着いた情景にも惹かれるものがある。
でもこの時期の田園の小径にいちばん似合うのはやっぱりこの「ホタルブクロ」かもしれない。 道端に咲くこの花を見ると遠い昔の故郷を思い出すからにちがいない。