2016年9月17日土曜日

既に田園は秋本番!

このところ田園のヒガンバナやツリフネソウが気になって仕方が無かったのだが、この日の朝は雲間から久しぶりに晴れ間が覗いていた。 
又来週にかけて台風が来そうな雰囲気だし、このチャンスを逃したら秋の草花を見逃しかねない・・・と、秋晴れとは行かないが田園散策に出かけることにした。

9月半ばを過ぎた田圃では、
天候不順が続いたせいで遅れた稲刈りの最終段階。こちらもたまの晴れ間に忙しそうに見える。

稲わらの香り漂う田圃の小道を往くと、

*1m近くもあるタデが咲いていた。 
これはオオイヌタデ、何だか久しぶりに出会ったような気がして嬉しくなる! 

*草むらに絡まって咲いているのは1cmにも満たないツルマメの花!

田圃の脇の草むらで咲いていたのはヒレタゴボウ
別名アメリカミズキンバイという北米原産の外来種だがこの辺りではお馴染みになっている。

「おっ 葛の花も咲いてる!」・・と、珍しくもない花なのに感嘆。 久しぶりの田園散策で何もかも新鮮だ。

里山を超えて成田線の踏切近くに出た時、辺りを白い花が埋め尽くしていた。ヒメジョオンの大群落か?!・・と一瞬思った。

でも近くで見たら、2m近くもあるアキノノゲシだった! 
しかも花では無くてびっしり付いた綿毛だったのでびっくり! 
こんな背丈になったのを見たのは初めてだし、花が終わったばかりの綿毛がこんなに見事に残っているのを見たのも初めて!

これは踏切を超えて最初に出会ったツルボ! 
そうだ、 この花の季節だったんだ!・・と感嘆。

そして、「おー やっぱり咲いてる!」 と嬉しくなったのは
耕作放棄地脇の道端に咲いていたこのヒガンバナ! 

未だ蕾が多い! 咲き始めたばかりのようだ。

耕作放棄地にサクラタデの大群落があった!
それにしても凄い!

そのアップ! 
感動して撮ったものの、遠くて小さい花の存在感を写真で表現出来ないのがもどかしい。

これは来た道を戻る途中、農家の庭先で出会ったニラの花
可愛いこの花に出会うと何時も撮りたくなる。

次に近くの田圃脇にあるツリフネソウの群落地に向かった。

咲いてるかなあ?・・・と覗いてみると、先ず目に入ったのは
このツユクサの群落!

そしてツリフネソウ
やっぱり咲いていた!

これはヤブマメの花!

今年もツリフネソウは見事な群落を作っている!

今一番綺麗に咲いている時期のようだ。

来週は台風が来そうだからちょうど良い時に見にきて良かった!・・・と安堵。

これは近くで見つけた白いツユクサ! 

これはアカバナ! 
以前はツリフネソウと一緒に沢山咲いていたのにこれ以外に見つけることが出来なかった。 どうしたんだろう?

秋の常連、ユウガギクも咲いていた!

これはイタドリの花穂! 
遠くて接写出来なかったが、何とか小さな花の形が分かるので良しとした。

今日はほんとに久しぶりの散策だったが、期待していた草花や思わぬ草花に出会えて嬉しかった。 でも、爽やかな秋晴れがやって来ないのが恨めしい。
(カメラ: X-T1)
(レンズ:*印 XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS、 
無印 XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR)