2007年1月15日月曜日

凍てつく田圃

本格的冬の寒さになってきた。 昨日はせっかくの青空にもかかわらず冷たい風が吹き付けていたお陰でどこにも出かける気になれなかった。 今朝も辺りの家の屋根が霜で真っ白だったのだが、北風が治まったお陰で陽が高くなるに連れて幾分過ごしやすくなり、田園散策に出掛けることにした。 それでもやっぱり空気は冷たくて、直ぐに手がかじかんできた。
街外れの用水路に行ってみたが、今日もカワセミの姿は無く、 用水路を渡って農家脇の小径を行く。
ふと農家の裏手の植え込みの、実を付けたクチナシの樹に思わず釘付けになっていた。 クチナシの樹がこんなに綺麗と思ったのは初めて。


田圃の畦道を行く。
未だ陽の当らぬ日陰には薄氷が張っていた。 このシーズン初めて見る氷だ。 
暖冬が続いて一体どうなることかと思っていたが、やっと本格的な冬がやって来たようだ。


見渡しても何もない一面枯れ草色が広がった谷津田を行く。 枯れたセイタカアワダチソウの林のぞばを歩いていると、その中から一斉にスズメのような小鳥が飛び出して飛んで行く。
 遠くに止まったその鳥を望遠レンスで覗いてみるとカシラダカだ。 スズメが多いなあ・・と思っていたが、こうして見ると田圃の草むらにいるのはほとんどこの鳥のようだ。 そう言えば、スズメは群れているとチュンチュンと賑やかだが、このとりは意外なほど静かに群れている。
谷津田の上を何やら小鳥が数羽飛んで行って、里山の大きな樹の上の梢に止まるのが見えた。 静かにその樹の下に行って見上げてみると、それはカワラヒワだった。
歩いていると、行く手の田圃からキキキと声を上げてツグミが飛び立つことがしばしば。 去年の冬はこの鳥が少なくてどうしたのかと思ったのだが、今年はいつものようによく見かける。
この写真、数メートル先の田圃から畦の上に出てきた瞬間を撮ったもの。 直ぐにこちらに気がついてキキキと飛び立った。