もう数日すると退院して一ヶ月になる。
網膜剥離の手術をした右目は物が歪んだり部分的に縮んたりしているので見難いが、だいぶ脳も慣れて来たのか違和感はあるものの不快感は少なくなってきた。
そういえばもう二ヶ月くらい好きなカメラに触れていないのに未だ写真を撮ろうという気は起こらない。
考えてみれば目に入る様々な情景の中に感動があるから写真を撮りたくなるのだが、見る情景に違和感がある間はその気が起こらぬのも仕方ないかも・・・。
とは言ってもカメラには触れてみたい・・と、久しぶりにXT-2を取り出して400mmズームを着けてみた。
ふと窓の外を見ると、未だに咲き続けるキキョウが見えたので手術した右目でファインダーを覗くと、ピントを合わせたい部分の花が変形してピント合わせは無理だった。
これはレタッチソフトで右目で見た時の変形した様子を再現してみた写真。
下の正常な左目で撮った写真と比べてみると違いがよく分かる。
これは正常な左目でファインダーを覗いて撮った写真。
左目でピント合わせすれば写真は撮れるので庭の他の花にもレンズを向けてみた。
これは窓際のミニバラ!
これはコエビソウだ。
これは壁際のシュウカイドウ!
これは20メートル位道路を挟んだ筋向いの家のサルスベリ!
窓際の暑さに息絶え絶えのゲンペイクサギ。
カーポート脇にルリマツリも咲いている!
別の窓からはっきり見えたキキョウの花!
こうしてカメラに触れていると楽しくなってきて、未だ何か撮るものはないかなあ~と思ってしまう。
これで目の違和感が無くなれば言うこと無いのだが・・・。
カメラ: XT-2
レンズ:XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR