4月も半ばを過ぎたと言うのに阿蘇山では20cmも雪が積もったとニュースで言っていたが、ほんとに寒い一日だった。
陽射しも少なく、低気圧の雲が東から西へ勢いよく流れるうすら寒い庭では、遂にヤシオツツジの最後の花が散ろうとしていた。
花に代わって若葉が芽吹き始めている! それもまるで針葉樹の葉かと思うような形をしている!
このツツジ、他のものとは違って花が終わりかけるころに若葉が芽吹くことは知っていたが、 これまで良く観察したことが無かった。 どうしてこんな形の若葉があの綺麗に並んだ5枚の葉になるんだろう・・?と不思議でたまらない。
ふと、別の枝のだいぶ大きくなった若葉を見て合点がいった。
なんと細い針状の若葉は“こより”のように巻き込まれていたのだ!
小さな5枚の葉が出てきてだんだん大きくなるものと思い込んでいただけに、これにはさすがに意表を突かれてしまった。