初夏のような陽気の大型連休後半の初日、 混雑がいやで家に篭ってのんびり過しているとやたらと眠気がさしてあくびが出る。
そういえば昔、この時期になると学校や職場で居眠りしそうになって必死に目を開けようとしていたことを思い出す。
お袋の俳句に「めかりどき」と言う言葉を詠み込んだのがあったので意味を聞いたら、ちょうどこんな眠気のさす時期のことで、春の季語だと言う。 なんでも繁殖期のこの時期の蛙が人の目を借りるので人は眠くなる・・ということらしい。
眠気覚ましに庭に出る。
雑草だらけの狭い裏庭には何本ものオニタビラコの花が咲いている。
この花が終わったら草むしりをしなければ今度は薮蚊の棲みかになってしまうというものだ。
フタリシズカが何時の間にか40cmくらいの背丈にまで育ち、大きな葉の間に米粒のような花をつけた花穂が4本伸びている。
図体も、花の形もヒトリシズカとは大違い。 この丸い米粒のような花が雄しべを包み込んでいると言うのだから変わってる。