2009年4月1日水曜日

雨の合間のつかの間の散歩

朝のうちの雨が上がって曇り空となった午後、幾分明るくなったので桜が未だ比較的咲いてる樹でも二分咲き程度の公園を抜けて近くの里山へ散歩に出かけた。
屋並みを過ぎた坂道で最初に出会ったのがこのムラサキケマンの花。 今年最初に出会ったこの花に感動してしまう。
次に出会ったのはこのウラシマソウ。 未だ生まれたての蝶のように葉が開ききっていないところが初々しい。
谷津田に沿った小径ではこのカキドオシが地べたに張り付くように咲いていた。 もうこの花が咲き出す時期なのか!・・・と季節の移り変わりの速さに驚いてしまう。
30年前は明るい林で蕨狩りをした里山に久しぶりに入ってみる。 杉の樹が大きく育って薄暗くなった林の中は樹が密生し過ぎ下草もほとんど無くて寂しい限り。 そんな味気ない里山で、このナツトウダイにやっと出会えて嬉しかった。 高齢化と過疎化では里山を本来の姿にするのは容易ではないが、何とかならぬかなあ・・・等と思いながら帰路に着く。
 ふと見ると、歩道のコンクリートの継ぎ目にびっしりスミレが咲いていた。 野草はなんとしぶといことか!と感動してしまう。 夕方、空が暗くなって又雨が降り出したと思ったら、やがて雷が鳴り出した。 この冷え込みも今日までかも・・・。