1週間くらい前のこと、奥方が「この白いのは花かしら?」と小さな可愛い葉が密生した鉢を持って来た。
これは「ベビース・ティアーズ」だと言っていたが初めて聞くのでネット調べたら、その名は流通名で本名を「ソレイロリア」というコルシカ方面原産の観葉植物だと分かった。極小の花を咲かせるらしい。
これがその鉢植えのソレイロリアの写真。
なるほど塵のような白いものが付いていて、よく見ると花のようだが小さすぎてよく分からない。
この1mmにも満たない花がどんな物なのか? そしてこれをどうやって詳細が分かる位に撮ろうか?・・ということに俄然興味が湧いてきて、先ず最初に手に入れたばかりのマクロ撮影に便利なExtension Tubeを本体とレンズの間に装着して撮ってみたところ、
花のような物や蕾のような物の他に、まるで白いクラゲのような物も写っている。
だがこれでも未だ小さすぎてよく分からないので今度は60mmマクロレンズで撮ってみたのだが、
これもExtension Tubeの場合とたいして変わらぬ大きさにしか撮れなかった。
1mmにも満たぬものをもっと大きく撮る方法は他に何があるかな?・・と考えて思い出したのがClose-up レンズ!
早速No.5とNo.3のClose-up レンズを重ねて装着し試してみたのが
この写真!
これでもやっぱり思った程には大きく写すことは出来なかった。
仕方なく画像の一部を切り抜いて拡大してみると、
このような開花前の蕾や
開きかけた花と何だか分らぬクラゲのような物。
このように花が咲いている感じの物や
花が咲き終わって雄蕊だけが残っているもの等、
何日間か掛けていろいろ試しながら楽しんだお陰で珍しい花の様子が何となく分かった。
だが、こんな小さな花を画面いっぱいに大きく撮る方法は他に無いのかな~?・・と未練は残る。 でもやっぱり顕微鏡のような装置が無いと無理かなあ・・・とも思った。
観葉植物の主役でもない花に楽しませてもらった暇な年寄にとっては、なんとも幸せな1週間でした。
(カメラ:X-T2)
(レンズ: XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS WR )
(Macro Extension Tube 16mm )
(Close-upレンズ:No.3 & No.5)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro )