一昨日気象庁が梅雨明けを発表し、酷暑の夏が始まったと思った途端、熱風が吹き荒れて外に出ることも出来なかった。 今朝はその風も治まったので気になっていた太東海岸のスカシユリを見に行ってみることにした。
途中、真夏の太陽が眩しい九十九里浜の海に立ち寄ってみる。 これから海水浴シーズンを迎える浜が眩しく見える!
こんなのんびりとした情景も、もう直ぐ海水浴客の雑踏の中に埋もれるのかも・・。
一ノ宮の町に差し掛かった時、この見事な合歓の木に出会った。 これはなかなか立派な合歓だ!・・とコンビニに車を停めてしばし見とれていた。
太東海岸に着いた。 数台の車が停まっている。 このところ何回かTVでここのスカシユリを紹介していたので混んでいるかも・・と思ったが、花を見に来ている人より釣り人のほうが多い感じ。こんな暑さの中に見に来る物好きはそうはいないと言うことか・・。
釣り人がいる太東崎の方を見てみたら、崖下にピンクの花の群落があるのに気がついた。
近くに行ってみると、その花は以前出会ったことのある「ハマナデシコ」の花だった。
こんな厳しい環境にも係わらず、見事に咲き続けているのだから驚きだ!
崖下を離れて「太東海浜植物群落地」に向かうと、すぐさま「スカシユリ」の花が目に飛び込んできた。
ここが日本最初の天然記念物指定地だと思うと感慨深いが、その面積が波に浸食されて指定当時の半分以下になっていると言うから気に掛かる。 この先どのくらい持ちこたえられるのだろうか・・。
そんなことも知らずに明るく咲きいているこの花が、なんともけなげに思えてくる。
ここに来るといつも灯台をバックにこの花を撮っている。
もう一枚!
どこからか「アオスジアゲハ」が飛んできて道端に止まった。 なんとも綺麗な蝶だ!
この波がここのスカシユリの運命を握っているのだが・・・。