2006年10月18日水曜日

北海道旅行二日目

旭川の朝、雲の切れ目から青空が覗き天気が良くなりそうな気配がした。 気温3℃と随分低いが準備怠りなかったので問題ない。
9時半開園の旭山動物園に一番で出かけると、もう既に大勢の人が門前に集まっていた。 さすがに人気が高い動物園のことはあるなあ!と妙に感嘆。
やっぱり一番人気は白熊のダイビングのようだ。 目の前の水槽のガラスめがけて巨大な白熊が飛び込んでくる様は迫力満点だった。 ちなみにそれと首位を争うのはガラスの円柱の中を上り下りするアザラシだった。
午前中いっぱい動物園で楽しんだ後、美瑛に向かった。 昨晩ホテルのフロントで「大雪山や十勝連峰が一番綺麗に見えるところは何処?」と聞いたら「美瑛でしょうねえ」と返ってきたからである。
「パッチワークの路」へやってくると、ちょうどこの時期は甜菜(ビート)の収穫期。 畑の脇に大きな石が積んであるのかと思ったら、収穫して小山のように積んである甜菜だった。
ふと見ると、こんな時期でも緑濃い牧草の丘の上に十勝連峰が見えていた。
暫らく行くと今度は十勝連峰を背景に白樺の樹が見えてきた。 ほんとに気持ちがいい。 いかにも北海道らしい風景だ!
あまりに気持ちが良いのであちこち見とれてなかなか先に進まない。 やっと展望台に着く頃は陽がだいぶ傾いてきた。
広大な牧草地の緑と色づいた木々が秋の夕日に照らされて印象的。
そろそろホテルに戻ることにして丘を下った。
旭川空港がもうすぐという地点に差し掛かったとき、車窓から大雪山がくっきり見えていた。 そういえばついさっきまで山頂に雲が掛かって全容を見せてくれなかった大雪山が姿を現していたのだ! 嬉しくなってすぐさま道端に車を停め、しばしの間この山を眺めていた。