2020年8月25日火曜日

久しぶりのセンニンソウ!

今日も日差しが強かったが幾分湿度も下がって爽やかな空気だった。
家内が薬をもらいに行くから町外れの医院まで送ってくれと言うので、ついでに近くの田園を散策してみようとカメラを持って家を出た。

     
家内を医院に送り届け、車を置いて近くの田んぼへ行ってみると、稲は既に重そうに穂を垂れていたのでびっくり!
もうこんな季節になっていたのか!・・と感嘆。

田圃の畔のツユクサが綺麗だ!
ずいぶん長いこと田園散策をしてないのでどれも新鮮に見える!

さすがに日差しが強くて暑いが、今頃どんな草花が咲いているのか気になって歩いていたら里山の木陰にやって来てほっと一息。

なんとそこに懐かしくて大好きなコマツナギが咲いていた!
この花に出会ったのは随分久しぶりだ!

農家の前で懐かしい大きな黄色い花が咲いてた。カボチャだ!

成田線の線路際に出たので線路沿いに医院へ戻ることにした。

その線路際にもコマツナギが咲いていた!
この辺で見かけることが少なくなったこの花に立て続けに出会えて嬉しい限り。

ヘクソカズラ等と変な名前をつけられて可哀そうなこの花、季節を感じさせてくれるなんとも可愛い野草だ。

オオバクサフジが咲いていた。
十数年前に野草観察会で初めて知ったこの花、今なお元気で咲いていて感激!

巨大なクズの花も咲いている!
この花の季節だったのだ。

草むらに白い花の群れ、センニンソウだ!
この花の季節でもあったんだ!・・と感激。

この花は厳しい残暑の季節がよく似合う!

この花、なんだか懐かしいと思ったら最後に出会ったのは3年前の夏。
歳とともにこの暑い時期に出歩くことが減ってきたから仕方ないが・・・。

ヤブガラシの花もある! こんな雑草もなんだか懐かしい。

カメラ:X-T4、レンズ:XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS WR

2020年8月23日日曜日

早くもサクラタデ開花!

昨日の夕方薄暗い庭に小さな白い花が見えたので確認したらそれはサクラタデ、一瞬ずいぶん早いと思ったが考えてみればもう8月も末、去年は8月5日に咲いてびっくりしたが今年は順当に咲いたと言って良さそうだ。
今朝早速その花を撮ってみた。

庭の片隅に群れて生えている中の一本だけが毎年早く咲く。

近くに寄ってみるといつものように小さな蟻が既にいる!

もっとアップで撮ってみようとクローズアップレンズのNo.3とNo.4を重ねて撮ったのがこの写真!

小さな蟻が大きく撮れたので調べてみたところどうやら体長2.5mmのムネボソアリというのによく似てることが分かった。

近くの植木鉢に1センチ位の見慣れぬ花が咲いていることに気がつき何かと思い撮ってみた。
見たら鉢に挿してあった小さな札に家内の字で紫唐辛子と書いてあった。

カメラ:X-T4、レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

2020年8月18日火曜日

房総風土記の丘

遅い梅雨が明けた途端、連日猛暑が続いていたので家に閉じこもって高校野球の県大会や甲子園での交流試合を見ていたが、ふと気づくともう8月も半ばを過ぎている。
里山の季節の花、キツネノカミソリが咲いているのを見にいかねば・・と思い出し、猛暑を覚悟で房総風土記の丘を散歩してくることにした。

キツネノカミソリを探しながら緑濃い里山を歩き始めたらこのギボウシが目に入った。

里山の林の中でこのツユクサも咲いていたのはちょっと意外な感じ!

紫の花穂が目に入ったので何かと思ったらヤブランだった。この花の季節でもあったのだ!

真夏の花、ヘクソカズラも咲いている!
なんだか久しぶりに出会ったような気がする。

ノアザミも咲いている!
里山の林の中でよく目立つ。

もうこのヒヨドリバナの季節が始まったんだ!・・と感嘆。



ついに橙色のキツネノカミソリを見つけた!
それにしてもなかなか見つからなかったので数が減ってしまったのかな?・・と思っていたが、もう8月半ばを過ぎているから来るのが遅かったのだと気がついた。

これは比較的きれいに咲き残っているアキノタムラソウだ。アキと付いてるのに秋が来る前に咲き終わってしまう。

明るい古墳の脇にオミナエシが咲いていた。この里山でこの花に出会ったのは初めてだ。

所々でこのツリガネニンジンにも出会った。

例年お盆の頃になると里山の下草が駆られてさっぱりしているのだが、今年はコロナの影響で手が入れられないようだ。そういえば去年の台風で倒れた倒木の処理もまだ完全には終わってはいなかった。

キンミズヒキも咲いていた!
この花に出会うのも随分久しぶりだ。


なんだか小さな花が咲いている!・・と よく見たらヌスビトハギだった!

カメラ: X-T4、 レンズ: XC50-230mm F4.5-6.7 OIS Ⅱ

2020年8月15日土曜日

終戦記念日に又思い出す!

今年もまた終戦記念日がやってきて、今年小学校に入学し一年生になったばかりの孫がコロナのおかげで学校に通えず可哀そうでしかたなかったが、そう言えば俺も空襲が激しくなって入学したばかりの国民学校に通えなかったことを思い出していた。

激しい爆撃に怯えながら母に手を引かれて逃げ惑ったことや、空襲で博多の街全体が花火のように夜空を赤く染めているのを眺めた当時のことを次々に思い出す。

博多の実家の目の前が、田んぼや集落をつぶして造られた板付飛行場(現在の福岡空港)だったこともあり、米軍の標的になっていたのだ。

この地図は飛行場が未だなかった時代の古い地図。実家の前のこの田んぼや集落が有無を言わさず軍に接収され、勤労奉仕と言う形で徴用された近隣住民の手で板付飛行場が造成されたのだ。
(赤ん坊背負って勤労奉仕していた当時の辛さやみじめさのみならず、飛行場建設に動員されていた陽気なイギリス兵捕虜達の話や、朝鮮から出稼ぎにやってきて不自由な飯場で暮らしていた人たちと互いに助け合った心温まる親交の話しをよく母に聞かされた)

そしてこの地図は戦後の復興が進み、かつての飛行場が福岡空港として蘇っている地図だ。

第二次世界大戦の戦争体験者は全人口の20%にも満たなくなってきたと言うが、何とかこの歴史的事実が忘れ去られることのないようにしなければ…と思っていた去年、戦中・戦後に使われていた品物や生活の実態を記録した文献などを収集し展示している公的機関の「昭和館」の存在を知り、早速父と母が書き残していた「南方の記録」や「戦中戦後の記録」を寄贈したのだが、昨日その館報が届き、やっと役目を果たすことが出来たとほっとした。

(昭和館 : 平成11年3月末に千代田区九段南に開館。厚生労働省から委託を受けた一般財団法人 日本遺族会が運営)

2020年8月9日日曜日

タカサゴユリ開花!

遅い梅雨が明けた途端に暑くなった!
体が慣れてないせいかことのほか暑く感じてエアコンを効かせた部屋に閉じこもって毎日わが地方の高校野球をテレビで観戦していたのだが、家内が「裏庭にタカサゴユリが咲いている」と言うので出てみると、
この花が目に入った。このフロックス、だいぶ前から咲いていたので知ってはいたがあまり撮る気にもならず無視していた。

その近くで、昨日まで蕾だったタカサゴユリが確かに咲いていた!

その脇のシュウメイギクが早くも蕾をつけているのでびっくり!

繁殖力の強いタカサゴユリは庭のあちこちに生えているので表に回ってみると、
カーポート脇に生えていたのも既に咲いていた。

その近くのは今にも咲きそうに膨らんでいる!

これもその次に咲きそうだ!

そもそも図鑑にも出ていない「タカサゴユリ」ってどんな素性かネットで調べてみると、「ホソバテッポウユリ」とか「タイワンユリ」と呼ばれている外来植物で、繁殖力が強くて在来種を脅かす駆除対象植物なのだと言うから驚き。
長年季節感を感じさせてくれる花として楽しませてもらっていたのでなんだか複雑な気持ちになる。

ふと見ると、放置されたプランターに勝手に生えたホタルブクロはまだ元気に咲いていた。
カメラ:X-T4、レンズ:XC50-230mm F4.5-6.7 OIS Ⅱ

2020年8月1日土曜日

成東食虫植物群落地のコオニユリ!

今日は久しぶりに青空に入道雲が浮かぶ夏らしい天気になり、ようやく梅雨明け宣言が出た。コロナ感染拡大が続く中、梅雨明け宣言は幾分心の救いになる。

数日前からお向かいの玄関脇にコオニユリが1輪咲いているのを見てこの花の季節であったことを思い出し、成東食虫植物群落地のコオニユリを見に行くことにした。

マスクを着用し、おでこで検温してから入園、早速国天然記念物第1号、成東食虫植物群落地の花巡りを開始した。

ここはヌマトラノオの最盛期でもあった。

お目当てのコオニユリも咲いている!

ギボウシの季節でもあるのだ!

大好きなこのコオニユリ、昔山で出会ったクルマユリを思い出す!

見事に咲いたコオニユリ!

湿原にはすでにオミナエシも咲いている!

カワラナデシコも咲いていた!

管理棟の周りもコオニユリがいっぱい!

カールした花びらがかわいい!

湿原を見回しても目立つのはこの花ばかり!

目を凝らして歩いていると、こんな花にも出会えるから嬉しい。

これは小さなオトギリソウだ!

早くもツリガネニンジンも咲いていた。
これまで家に閉じこもりっぱなしだったのでこんな草花を見ていると気が晴れる。

カメラ:X-T4、レンズ:XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR