ここ数日良い天気、今日も五月晴れで暑かった。 この季節、毎年楽しみにしている房総風土記の丘の「ユリノキ」の花が見頃になっているはず・・と旧学習院初等科正堂前に行って見た。
いかにも5月らしい爽やかな花を咲かせるユリノキの大木を見上げてみると、なんと花は既に盛りを過ぎている!
瑞々しい花を探して撮ってみたのがこの写真。 明治初期に渡来して各地の公園に植えられた北米東部原産モクレン科ユリノキ属のこの樹、花の形から「チューリップ・ツリー」とも呼ばれるが、葉の形が半纏に見えることから「ハンテンボク」とか、「ヤッコダコノキ」、「グンバイノキ」等と呼ばれているのが面白い。
見に来ようと思っていたのに・・・と忘れていたキンランやギンランが未だ残っていないかなあ・・・と林の中を探してみたがもうその姿は無かった。 今年は見損なってしまいがっかり。 諦めて戻りかけたら、花を一杯付けた「センダン(栴檀)」の樹が目に入った。
センダン科センダン属のこの樹は暖地の海岸近くに自生するというが、この辺りでは大きな庭や公園でお馴染み。 秋から冬はこの樹の実を食べるヒヨドリで賑わうのも風物の一つとなっている。
花を撮っていたら「アオスジアゲハ」がファインダーに飛び込んできた!
花から花へ飛び回って蜜を吸っている綺麗な蝶を、しばしの間レンズで追って楽しんだ。