今日は昨日に引き続いて爽やかな秋晴れの良い天気、カメラ片手に近くの田園散歩に出掛けることにした。
さすがに10月も終わり近くなるとこの駅前のケヤキも紅葉し始めている。
街並みを抜けてやってきたこの昔ながらの小径、のどかな秋の佇まいはなんとも懐かしい雰囲気だ。
これは小さなピーナッツ畑にこしらえてあった可愛い「ピーナッツボッチ」 。 自家用のピーナッツかなあ・・・。
この田圃の中で秋晴れの陽光に輝いている小さな白い花穂、これは「チガヤ」だろうか? でもチガヤは初夏に咲くから何か別の種類だろうか? 良く分からない植物がいろいろあって面白い。
秋の田園で出会うのが楽しみなこの「カントウヨメナ」も、実の所「ほんとはノコンギクかもしれないが・・」と自信ない花の一つ。そういえば「ススキ」と「オギ」も何処がどう違うのか良く分からずに混同しているのだが、一回きちんと分かるようにしたいもの。
畦道の脇で既に綿帽子をつけ初めていたこの「アキノノゲシ」、未だ次から次に花を咲かせているようだ。
日当たりの良い里山の縁を行くとさすがにまだ汗が滲むほど暖かい。それでも雑木に混じって立っているこの柿の木の小さな赤い実が秋を確実に実感させてくれる。
この朝顔のような葉を付けた蔓に生っている青い実を見つけた! この青い実は秋になるとこの辺りでよく見かけるのに名がどうしても覚えられない。それもそのはず、「ツヅラフジ科アオツヅラフジ属のアオツヅラフジ」というつる性樹木の一種で、まるで馴染みが無い種類の植物なのでイメージ出来ないのも当たり前かも・・・。
綺麗な青紫の豆が生っている! これは「ノササゲ」の豆らしい。 あの黄色い花からこんな青紫の豆になるとは何とも不思議。
これは何だろう?・・とよく見ると、「ノササゲ」の豆がはじけたもの! なんとも面白い形にはじけるものだ!
この赤やオレンジの実は「サルトリイバラ」、色付いたこの実を見るのが秋の里山の楽しみの一つではある。
ふと見上げたら綺麗な「マユミ」の実が目に入る。 里山では珍しくも無いニシキギ科ニシキギ属のこのマユミ、あらためて見ると意外に綺麗だと見直してしまう。
薄暗い薮ではこの「フユイチゴ」に出会った。 これは地面に這うように生えるつる性のバラ科キイチゴ属の落葉低木。 キイチゴと言えば初夏に実が生るのが殆どなのにどうしてこれだけが今頃生るのか不思議である。 何か理由があるのだろうが・・・。
里山の縁を出たとき、この綺麗なモミジのシルエットに出会った。後一月もすればこのモミジが真っ赤に染まっているだろう。