2008年9月24日水曜日

国指定史跡、本佐倉城址の蕎麦畑

今日は朝から爽やかな秋晴れの良い天気、こんな日はウォーキングには絶好とばかり久しぶりに蕎麦の花が咲き出したという本佐倉城址迄、山坂のある往復4km近くの里道を歩いてみることにした。
酒々井小脇の急な坂道を下って田圃に出ると、ヒガンバナに飾られた畦道を城址へ向う。 行く手の森が城址だ。




関東が戦乱に巻き込まれた戦国時代、千葉の城を捨てた千葉輔胤(すけたね)が1469から1486年にかけて印旛沼湖畔のこの地に城を築城し千葉氏の拠点にしたらしい・・・等と歴史を思いながら城址を登って行くと、
何時の間に置かれたのか、東馬場跡千葉氏の「月星紋」をあしらった盾が並んでいてびっくり!




去年はこの盾が並んでいる上の広場に蕎麦が植えられていたが今年は夏草に覆われていて、今年は更に上に植えられていると言う。
更に上に登って「倉址」と言われている所まで行ってみると、なるほどこの山の上が今年は蕎麦畑になっていたのだ!
今年の蕎麦畑は去年よりも広いし天気も良くて気持ちが良い!
ふと後ろを振り返ると、なんとそこにツルボの花の群落があるではないか! こんなにまとまって咲いているのに出会ったのは初めてだ!

嬉しい秋の草花!

本佐倉城址に行く途中、そこここに咲き誇る秋の草花にしばしば足をとめる。家を出て直ぐに国道の信号近く、先ず最初に見慣れぬ黄色い花を付けた草が生い茂っているのに目が留まった。
これはマメ科の植物のようだが一体何だろう・・・と後で調べたら、どうやら「シナガワハギ」というアジア大陸原産の帰化植物らしい。 わが町には帰化植物がほんとに多い!
本佐倉城址近くの里山の斜面に白く輝く草がある! 見るとこれは「ベニバナボロギク」の綿毛が陽光に輝いているのだった。
耕作放棄田の草むらに小さなピンクの花を見つけた。 「アカバナ」の花だ!
城址を登っていると、小径の両脇は秋の草花が咲き乱れている。 一際小さくて可愛い花はこの「ママコノシリヌグイ」だ!
蕎麦畑近くの山の斜面に紫のマメ科の花が絡まって咲いていた。 クサフジの仲間のようだが葉の形を見ると「ナンテンハギ」に似ているような気がするが・・・違うような気もして定かでない。 でも何れにしろ珍しい花には違いないので嬉しくなった。