今朝は久しぶりに春らしい天気になった。
こんな日はのんびり海でも眺めていたら気分良いだろうなあ・・・と思い、海でも見に行ってみようかと母親に声をかけた。
新緑が目に心地よい里山や、春の花に彩られた田舎の風景を眺めながら九十九里浜まで30kmのドライブ。
片貝海岸に到着したのはちょうどお昼時、腹が減ったのでレストランへ直行。 人気の無い海岸近くのいわし料理店に入ってみると、意外にも何処から集まったのかお客で一杯なのには驚いた。
昼食を済ませ浜に行ってみると、未だ殆どの海の家がひっそりと静まりかえる九十九里浜は波の音だけが聞こえるのどかな海だった。
心地よい海風に吹かれて気分は爽快。 ただそれだけで満足して家路に着いた。
家に着いて玄関を入ろうとしたとき、裏庭の隅に群れるニリソウの花が目に入った。 表の方の花はもう終わりかけているのに、日陰のお陰で未だ元気に咲いている。
すぐ近くにイチリンソウの花も半ば開きかけている。 このイチリンソウ、植えて数年になるのにニリンソウのように増えてこない。 見るからに華奢で綺麗な花である。
そういえばシロヤマブキも咲き始めてたなあ・・と裏手に回ってみた。
この清楚な花も好きなので、毎年咲き始めると撮っている。 特にこの白い花と緑の若葉のコントラストがお気に入りなのだ。
ところで何時も気になるのは実があること。 「・・・実の一つだに無きぞ悲しき」という有名なあれは何なんだ?と思っていたが、これは雄しべが花弁に変化し、雌しべが退化してしまったヤエヤマブキのこと、ヤマブキやシロヤマブキの話ではないと言うことをつい最近知って合点がいったのだった。
庭のあちこちにはびこっているアマドコロが、どれも皆花をぶら下げている。
ほんとに成長が早いんで驚いてしまう。 それにしても可愛い花だ!