穏やかな五月晴れの日が続いて欲しいと思っているのに、昨日から猛烈な風が吹きまくったと思ったら今日は真夏のような暑さになってしまった。
昼近くなってようやく風がおさまってきたものの、体がだるく感じるほどの暑さにうんざりしていたが、 ふとトキソウは今頃咲くのではなかったかなあ・・と気になって花暦をめくってみるとやはり今頃咲いていることになっている。
去年は見損なっているので早速車のエアコンを効かして成東湿原へ出掛けてみると、20cmくらいのこの可愛い花が湿原の草むらに点々と咲いているところだった。
この湿原は食虫植物の群落地としてわが国で最初に天然記念物に指定されたところ。
九十九里浜近くの田園地帯にあるこの湿原に山地でしか見られないはずの珍しい植物が自生しているのだから驚きである。
湿原の中の木道をトキソウを探しながら歩いていると、 食虫植物のイシモチソウと並んで咲いていた。
昔山で出会ったトキソウに初めてここで出会った時はほんとに驚いた。 まさか暖かい千葉の田園地帯でこの花が咲いているとは思いもよらなかったからだ。 なんでもこの湿原、冷たい地下水が湧き出しているためだという。
ムラサキ色の花も咲いている。 見るとそれはこのハルリンドウだった。