例年5月初旬になると、杉の高木に懸るヤマフジの大瀑布を探し求めて里山を巡り歩いているのだが、今年は里山のヤマフジが早々と咲きはじめたのみならず例年に無く花付が良く、綺麗な藤の花を既にあちこちで目にすることが多い。
里山にヤマフジが絡まっているということは管理の手が行き届かなくなっていることを示すので、樹木にとってはあまり好ましい事ではない。
ところが、印旛松虫の大藤は事情が違う。 道祖神が祭られたスダジイの巨木に大蛇のように絡まるヤマフジなのだ!
5月の連休明けごろになるとこの畏敬の念を抱かせるような巨大なヤマフジを毎年欠かさず拝みに来ているのだが、今年は藤の花が何時になく早く咲きだしているので見損なっては大変とあわてて訪れた。
印旛松虫寺入口の三叉路のスダジイが見える所まで来た時、
あのヤマフジの花の色が見えた。 やっぱりもう既に咲いている!
未だ房の長さが短いので咲きだして間もないようだが花付は去年より良い!
神宿るご神木のスダジイとヤマフジの幹!
そのご神木に抱かれるように安置された祠!
絡まる大蛇のようなヤマフジ!
見事な花の房の滴!
梢から滝のように落ちる花房!
何度見てもこのスケールの大きさに圧倒される!
もう数日すると花房が成長し大瀑布になりそうだ!
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF24-70 F4L IS USM)