2009年8月9日日曜日

キツネノカミソリ

今年は何時に無く曇天の蒸し暑い日ばっかり、太陽がじりじりと照りつける夏らしい夏が懐かしくなる位。 お陰で季節感が狂ってしまい、この時期咲き出す「キツネノカミソリ」のことをすっかり忘れていることに気がついた。 早速この花の咲く里山に行ってみることにして駐車場に行くと、前の公園の植え込みにユリの花が咲いているのが目に入る。
近頃あちこちでよく目にするタカサゴユリだ! もともと園芸種の花が散逸して野生化したというのだが、他のユリのように球根で増えるのではなく飛散した種から育って半年で開花するという。 なんとも凄い生命力の花なのだ!
キツネノカミソリを見に行く前に寄り道をして「クサフジ」の花を見に行った。 いつもの群生地に行ってみるとその辺りはちょうど草刈の真っ最中、刈り跡に目を凝らして探してみたらこの写真の一房だけが刈り残されているのが見つかった。 そう言えば毎年お盆が近づくと草刈が入ることを思い出す。
北総台地の畑の脇に車を停めて谷津田に下りかけた時、側らに咲いていたのがこの「ハハコグサ」。 珍しくも無いこの雑草もどういうわけか好きなので、ついカメラを向けたくなる。
近くにこの「トキワハゼ」の小さな花も咲いていた。 この花も我が家周辺ではよく見かけるお馴染みの雑草である。
谷津田に下り、里山の縁の小径を行くとすぐさまこの「キツネノカミソリ」が迎えてくれた。
白い花が多い夏草の中で、ヒガンバナ科ヒガンバナ属のこの花は緑の中で良く目立つ!
山の際は「キツネノカミソリ」の花盛り!
ふと、蕾に止まる「オニヤンマ」に遭遇! こんな近くで撮れる機会は滅多にあるものじゃない・・・と喜び勇んでシャッターを切る。
田圃際の用水路も「キツネノカミソリ」の花盛り!
なんとものどかな情景を楽しみたい所だが、額から汗が流れ落ちるほど蒸し暑い!