2006年5月6日土曜日

藤の花咲く里山

昨日今日と暖かくてよい天気が続いたが、草花の写真を撮るには南風が強過ぎた。 それでも今日は久しぶりに谷津田の奥の里山を歩いてみた。
 去年は天候の加減か何処に行っても藤の花に出会えなくて寂しかったのだが、今年の里山はこの花が綺麗に咲き始め、この辺りは今三分咲きくらいだろうか。
山にとっては藤は迷惑な存在だが、この時期、新緑の中に咲く藤の花を見るのが楽しみだ。
近くに行って見上げてみると今年はほんとに見事に花が付いている。





わが町の里山も殆ど人の手が入らなくなって山が荒れている。 そんな里山を見かねてボランティアの「里山を守る会」の活動が一部で始まっているのだが、 綺麗に手入れされた里山と藤の花の共存という手立てはないものか・・・・等と考えながら歩いていたら、
日陰の斜面でひっそりと咲くヒトリシズカに出会った。 もうとっくに咲き終わったと思ってたので嬉しかった。
里山沿いの小径を歩いていたら今度はイカリソウに出会った。 カタクリが終わる頃に咲き出すこの花が未だ咲いているとは思わなかったのでびっくりするやら嬉しいやら。 見るとあちこちに結構咲いていたのだ。

里山の林の中には何があるだろう・・と大きく育った筍が生える竹林の中へ入っていった。 突然足元の草が揺れ動いたのでぎょっとして立ち止まると、50cmくらいのが傍らの草むらに逃げて行った。 
竹林を抜けると樹木が生い茂る森になり、その中に小さなお宮がある。 お宮の階段を登って参拝を済ませ辺りの森の中を見渡してみた。 大きくなった蕨が葉を広げている。 ナルコユリチゴユリもあり、ホウチャクソウは今花盛り。
何やら黄色い花が眼に入ったので下草を踏みながら行って見ると、それはキンランだった。 未だ蕾だがもう直ぐにでも開きそうなので楽しみになってきた。