里山のコブシやカタクリがもう真っ盛りになっている頃だが・・と気にはなっているのだが、今月初めから始まった家の壁面の改修工事が未だ終わらず職人さんが出入りしているのでなかなか家を空けられない。
それでも明日は天気が崩れるというので今日は風が強かったが思い切って里山の春を撮りに行ってみることにした。
「すぐ戻ります!」と職人さんに声を掛け、未だ使いこなせていないカメラ、X-T1をバッグに入れて向かったのは車で5分もかからないカタクリの咲く里山。
集落の外れにあるお墓の脇に車を停めて先ず見に行ったのはコブシの大木だ。
畑中の小路を歩いていると、そこかしこに大好きなこのオオイヌノフグリが満天の星のように輝いている!
道端の草花を眺めて春を満喫しながらコブシの大木の見える所にきてみると・・・
なんと、お目当てのコブシは花があまり付いていない! 去年は真っ白になるほど咲いていたのに・・・・とちょっとがっかり。
樹の下から見上げてみると空が透けて見える位だが、これはこれで綺麗!
それでもやっぱり青空に映える白いコブシの花を見ると心を現われるような爽快な気分になる!
道端の草花を眺めながらもと来た畑中の小路を戻って次に向かったのはカタクリの咲く里山。
もうカラスノエンドウも咲きだしている! 風が強くてちぎれんばかりに揺れる花を狙って何度もシャーッターを切ったがどれもピンボケ。 比較的ましなのはこの1枚だけだ。
これはヒメオドリコソウ! 風を気にしながら撮っていたらちょっと変なアングルになってしまって何だか分からぬ写真になっちゃった。
こちらも今道端がピンクに染まるほど盛大に咲いているホトケノザ! 見ると撮らずにはいられないほど好きな花だ。
通りかかった農家の庭先でこのトサミズキに遭遇。 こんなに見事に咲いている樹はこの辺りでは他にない!
農家の脇の細い急な坂道を降りて里山の縁に出ると
早速このカタクリの花が出迎えてくれた!
見回すとあちこちにピンクの花が咲いていて今盛りになっている。
早速近くに寄ってマクロ撮影を試みて、なかなか良い感じに撮れた!・・と密かにご満悦。
ここは公園のようにカタクリが密生せず、 むしろ自然のママに保たれているのがなんとも嬉しい。 先祖代々の地主の農家の手入れが行き届いているお蔭なのだ。
それにしてもカタクリの花の優雅なこと!
この花に初めて出会ったのは五十数年前の白馬村の雪の消えかけたスキー場。 北総で出会おうとは思いもよらなかった花である。
1年ぶりにカタクリを堪能してお墓脇の車に戻る。
農家の裏に立つ大きくて立派な枝垂れ桜が赤みを帯びていて感嘆!
お墓の前の空き地で見つけたツクシンボに春を実感!
近くにムスカリの花も咲いていてびっくりだった。
今日は一応大きいカメラもバッグに入れていたのだが、結局使ったのは60mmマクロレンズを着けたX-T1のみ。 このカメラがすっかり気に入ってしまい大きいカメラの出番が次第に減って行きそうな雲行き。 さーて、どうしたもんかなあ・・・・。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro)