昨日はさすがに暑さにへばってエアコンをつけっ放しで部屋に閉じこもり、この暑いのに良くもあんなに走り回れるものだと感嘆しながら高校球児の熱戦をTV観戦。 さすがに甲子園に出場するだけあってどのチームも好投手揃い、白熱する投手戦を紙一重で制するチームの歓喜と敗れたチームの悔し涙のドラマは見飽きない。
今日も朝から暑かったが昨日より風があったのと夏雲の量も多かったせいか、午前中はエアコン無しでも我慢ができた。
これなら少し辺りを歩いて来れそうと、奥方と連れ立って街並みの外れを一周してくることにした。
町外れに来た時、ピンクの花がたわわに咲いているのが目に入った。 今時ピンクの花とは何だろう・・と近くに行ってみると、それはサルスベリの花だった。 こんな色のサルスベリは初めてだ!
額から流れ落ちる汗が目に浸みる。 汗を拭き拭き街並みの外れの田圃を通って里山の縁に向う。 陽が雲に遮られているうちは幾分良いが、陽が出るとやっぱり暑い。
緑一色の里山に白い花を付けた樹が見える。 今頃花を付けるのはクサギだろう・・と近くに行ってみるとやっぱりクサギの花。 そういえばこの花も夏の花だったなあ・・と思い出す。
奥方が「あっ 咲いてる!」と指さす草むらを見るとツルボの花が咲いている。 もうこの花が咲く時期だったとは・・・とすっかり忘れていたのでビックリ。
成田線の線路際に出る。 この線路脇の土手の鬱蒼と茂る草むらには四季折々の花が楽しめるのだが、この暑い時期にこの辺りを歩こうと思うことは滅多に無い。
今頃はクサフジとセンニンソウに会えるはず・・と汗を拭きながら探していたら、やっぱりクサフジが綺麗に花を咲かせていた。 汗をかいた甲斐があったというものだ。
続いてセンニンソウも見つかった。 でも未だ咲き出したばかりで蕾が多いなあ・・・と更に探していたら、別の場所にかなり咲き揃った群落が見つかった。 キンポウゲ科のこの花には毒があるというが、真夏の野草としてはなかなか清楚でお気に入りの花である。