今日は久しぶりに暖房が要らないくらい暖かくて良い天気だったが、ちょっと風が強かったので家に篭って古いレコードのお気に入りのメロディーをCDに取り込む作業に没頭。
夕方、それにも疲れてボーとしてたら出掛けていた奥方が戻ってきて、近所の奥さんが隣町の佐倉市郊外の趣のある池に案内してくれるので行こうと言う。
案内に従って行くと、もうこれ以上は無理そうなところに車を置き歩き出す。
10分ほど坂道を下ってゆくと、樹木に覆われた里山の奥に勝間田の池の由来が書かれた看板があった。
どこから湧き出しているのか、意外に綺麗な水をたたえたこの池の中央には、小さな厳島神社の祠が建っていた。
池の中を覗くと、寒天のような大きな蛙の卵の塊があり、時折静寂を破って鶯の鳴き声がするだけである。
池の中道を通って祠の前に行ってみると、歌を刻んだ石版があった。
池の周囲を回って裏手から眺めると、夕陽に染まった祠が印象的だった。
見るとよく手入れされた池の周りの下草の中に、ナルコユリの小さな若葉があちこちに頭を持ち上げ始めていた。
あまり訪れる人もいなそうな雰囲気のこの池だが、 たぶん地域の人たちが先祖代々大切に守り続けてきたのに違いない。