昨年11月辺りから始めていたDVDの写真をパソコンのハードディスクに容れなおす作業が先月終了した。
何しろ11年間もの間撮り溜めた写真が120枚近くのDVDに入っていたのだから写真は数えるのも嫌になるくらいの枚数、 おそらく3万枚は超えているのではと思われる。 何故そんな面倒なことをしたかと言えば、DVDに記録された昔撮った思い出の写真を探すのが大変だったからだ。
パソコンに容量の大きな写真を保管していては直ぐにHDが一杯になって動作が不安定になってしまうし、もしHDが故障してデータが消えては困るので定期的にDVDに移しておく必要があったのだが、“見たい時に直ぐ見れる”というパソコンの大きなメリットがどこかへ行ってしまっては本末転倒では・・・と気が付いた。
たまたま昨年の2月頃、それまで5年間にわたって使っていたパソコンの調子が悪くなり、今にもダウンしそうな状況になったので思い切って更新を決断、システムは160GのSSD高速動作、データ用には1Tの大容量HDを搭載し、更にオプションで1.5Tの外部記憶装置を付けた最新型パソコンを導入していた。
これだけの容量があるとこれまで撮り溜めた写真は余裕で収容できそうなので、大震災の余震や放射能汚染に怯える日々が次第に落ち着いてきた秋口頃、DVDからパソコンへのデータ取り込みを決断、早速作業を始めたのだった。
例年のこの時期だと春の兆しを求めてカメラ片手の田園散策を楽しんでいるのに、今年の冬はどうなってるの?・・・と思う位寒い日が続いているので家に閉じこもる日々が続いている。 そうなると運動不足で体力低下が心配になり、暮れから週に数回五十肩や腰痛のリハビリを兼ねスポーツクラブに通って汗を流している状態。
そんな時思い出したのが日記の修復なのだ。 3年前の5月ごろ、それまで使っていた日記用のブログのプロバイダーからお知らせがあった。
都合で終了?!・・・
5年間の日記が消滅してしまう?・・と一瞬頭が真っ白になったことを思い出す。
だが考えてみれば“サーバーが壊れる”ことや、“プロバイダーが倒産”したりすることも当然あり得ることだから仕方がない。
確か日記の原稿はパソコンのどこかのファイルに保管してあるし、今回過去の写真をパソコンに取り込んで何時でも見れるようになっているので、原稿と写真を照らし合わせながら日記を復元することは可能と思った。 震災を受けた人々が瓦礫の中から出てきたアルバムに思いを寄せる気持ちが理解できる。 日記は自分にとって掛け替えの無いものだから・・・・。
何とか修復しよう・・と作業を開始してほぼ2週間が経過した。 昔懐かしい写真も日記と照らし合わせながら眺めるとより鮮明に当時の事が思い出されて懐かしい。 もう少し時間が掛かるがこの寒い時期を楽しく有効に使えそうだ。