2005年11月26日土曜日

小さなお客さん

我が家では晩秋になると残った飯粒や果物を庭に供えるのが恒例行事になっている。 秋の実り豊かなこの時期には未だ庭にまでやってくる野鳥は少ないのだが、今年も小鳥がやってくるのを期待して粟粒を撒くことにした。

庭を眺めていたら早速シジュウカラがやってきて植木にとまった。 だが、カメラを用意する間もなく飛び去ってしまい、 その後スズメだけがいつものようににぎやかに囀りながら餌をつばんでいるのだった。

2005年11月24日木曜日

路傍のスミレ

今日もぽかぽかとした小春日和のよい天気だった。 なのにいろいろ野暮用があってカメラいじりもままならなかった。 
でもどのみちこの時期はなかなか撮りたいものが見つからず、何か撮るものがないかなあ・・と思いながら一日棒に振ることが多い。

そういえば数日前から前の通りのコンクリートの継ぎ目にスミレが咲いてることを思い出した。 
このスミレに通る人は皆気がついているようで、ここ数日間誰にも踏みつけられずに咲いている。 今頃スミレが咲くとは・・・と気になっていたので撮ってみたくなった。
人通りのある道端でしゃがみこんで写真を撮るのはちょっと躊躇するけど、急いで行って撮ってみた。 その間、運よく誰も通らなかった。

時期を間違えて咲いたこのスミレ、ふだんよく見かけるスミレと葉の形が違っている。 どうやら産毛の生えた「アカネスミレ」という名のスミレのようである。

2005年11月23日水曜日

ミコシグサ

今日は勤労感謝の日。 いつもこの日が来ても何のための日なのか実感したことは一度も無かった。 でも行楽の秋の貴重な休日であったことだけは事実だなあ・・・などと思いながら、予報と裏腹に何時まで経っても雲が垂れ込める空を眺めてため息をついていた。

2時半近くなってようやく空が明るくなってきた。 こんな時間だともう陽が傾き始めるこの季節、急いで近くの田園に行ってみることにした。

いつもの里山の縁にやってきた。 辺りはすっかり晩秋のたたずまい、サルトリイバラの赤い実が傾きかけた陽に照らされていた。
道端を見てももう秋の草花は見当たらない。 この辺りに繁茂していたゲンノショウコも花は終わり、すでに「ミコシグサ」の名の由来となっている御神輿のような種をつけていた。


いつものように枯れ草の小径を抜けて小山を超えた南斜面にくると、そこの道端に小さな白い花が咲いていた。 なんと暖かいこの斜面では未だゲンノショウコの花が咲いていたのだった。

場所によってずいぶん違うものだなあ・・と眺めていたら、中にこの赤い花があることに気がついた。 見ると白い花が咲く中にちらほら赤い花も混じって咲いているのだ。 わが町の田園で赤いゲンノショウコを見たのはこれが2度目。 赤といっても薄いピンクだが普段は白い花にしか出会うことは無いので嬉しい限り。

3時を過ぎてくるとお日様はもう里山の影に沈みかけ、とたんに辺りの空気が冷たく感じてくる。

農家が点在する小径を戻りかけると、道端に小さな花を付けた雑草がはびこっていた。 それはこのハキダメギクだった。
この雑草、花の形がユニークでお気に入り。 出会うたびに撮っている。

農家脇の小径を登っていたら、生垣になにやら白い花のようなものが見えた。 今時生垣に白い花が咲いてるとすればお茶の花くらいしか思い浮かばない。
 
でもいやに小さな花だなあ・・と近寄って眺めてみると、それはヒイラギの花だった。
キンモクセイやギンモクセイは10月はじめに咲くのだから、同じ仲間のヒイラギが今頃花を咲かせるとはびっくり!

今日も又収穫があって良かった!・・とご満悦の一時だった。

2005年11月22日火曜日

カワウ

今日は昨日までの寒さが一段落して少しばかり暖かくなった。 所用があって成田まで出かけるついでに印旛沼干拓田で道草を食ってきた。

中央水路北端に差し掛かったとき、なにやら鳥の声が聞こえるような気がして車を停めた。

水面を見渡してみると黒い鳥が見えた。
 羽を広げ羽ばたこうとしている様子はどうやらカワウのようだ。 
急いで400mmズームで追ったカワウはそのまま水面を走り出し、しぶきを上げて飛び去った。

2005年11月19日土曜日

秋色の佐倉城址公園

今日も秋晴れのよい天気だったが、冷たい風が吹いて寒い一日。 ふと佐倉城址公園の森の紅葉が気になって見に行くことにした。

摩賀多神社の前を通って公園裏手の広場に向かう銀杏並木がもう既に金色に輝いていた。 我が家周辺の道路の若い銀杏並木は未だ緑が多いというのに、これほど黄葉が進んでいるとはびっくりだった。
なんか久しぶりにこんな見事な黄葉を見た気がして、しばらく並木道を行ったり来たり。
青空に映える金色の波がまばゆいばかりだ。
大部分葉を落とした城跡の森の小径を歩いてモミジの谷へ下りてみると、未だ緑が多いモミジ林は、こずえの先から紅葉が始まっていた。
いつものように、モミジの大木の下に行って見上げ、真っ赤に染まったモミジもよいが、緑と赤の斑模様も又趣があって良いもんだなあ・・としばし見とれていた。

2005年11月18日金曜日

小さな公園の秋

今日も寒かったが、朝から雲ひとつ無い秋晴れ。 
以前は家の窓からも眺められた公園の木々の紅葉がこの秋空に映えて綺麗に見えるに違いないと、いつも部屋に閉じこもってばかりの母親に「前の公園の樹の紅葉が綺麗と思うからちょっと歩いてこない?」と言うと、「じゃー行ってみようかなあ・・」との返事。

杖をついてゆっくり歩む母親に付き添って公園に行ってみると、紅葉が築山の向こうで青空に映えていた。
樹の下に行って見上げる紅葉に「これは何の樹?」という母親に、「これはトウカエデだと思ふよ」と落ち葉を拾って応えると、この樹を思い出したのか嬉しそうに笑った。
ほんの数年前まではこの公園は母親の犬の散歩コースだったのに、犬が亡くなってからは歩く気力も失せたのか、ここを訪れることはほとんど無くなっているのだから無理も無い。

すぐ近くに黄色に輝く樹も立っていた。 「これも綺麗ねー、これは何?」と聞かれたが、「これは何だろう?知らないなあ・・」と応える。 数センチの小さな葉が綺麗な黄色に染まっているのだが分からないので後で調べてみようかと思たのだった。 で、調べてみたらどうやらニレの樹らしいことが分かった。 ニレにはハルニレとアキニレがあるようで、葉が小さかったから多分アキニレかもしれない。

小さな公園を巡るのにゆっくり歩いても10分と掛からない。 それでも久しぶりに歩いて疲れたらしい。
帰ろうというので戻りかけたとき頭上に赤い木の実を見つけた。 「ハナミズキの実が生ってるよ」と教えると、嬉しそうに「綺麗ねえー」と見上げていた。

公園の出口に差し掛かったとき、「あれは山茶花の花?」と母親が指差した。 植えてある椿が花を付けているのだった。 
あれは椿の花みたいだよ」と言うと「それじゃ寒椿だね」と言っていた。

確かに今は山茶花があちこちで咲き始めているが、椿を見るのはこれが最初のような気がする。

2005年11月17日木曜日

忍び寄る秋の色

今朝は昨日より一段と冷え込み、早くも冬の到来を思わせる。 でも比較的風は穏やかだったので運動をかねて近くを歩いてみることにした。

久しぶりに家の前の公園に行ってみると、ちょっと見ぬ間にカエデの紅葉が始まっていた。





街外れのいつもの用水路へ行ってみた。 今日はカワセミが来ていないか気になったからだ。

用水路脇の道を眼を凝らしながら往復してみたが、用水路の端に赤く染まった樹が目立つだけで、カワセミはやっぱり今日も姿を見せてはくれなかった。



カワセミを諦めて農道を歩いた。

農家の柿の木がたわわに実をつけている。 子供のころ、誘惑に負けて口にした柿がどれも渋柿だったことを思い出す。
近くのこんもりとした里山に目をやると、既にだいぶ秋の色に染まっている。
春先の若葉が萌える里山の明るい雰囲気も好きなのだが、落ち着いた雰囲気の秋色の里山も又なんとも言えず好きである。
ススキが生い茂る草むらの脇を歩いていたらにぎやかな小鳥の声がしていた。 草むらを透かしてみるとその中にが群れているのだった。
そーっとカメラを構えてピントを合わせようとしたが草が邪魔してなかなかピントが合わないので四苦八苦。 仕方なくMFにしてやっとシャッターを切ったのがこの写真。 珍しくも無いのだが、どういうわけか雀は可愛い。

2005年11月16日水曜日

晩秋に春の花!

流れる秋の雲間から時折陽の光が射したり陰ったりの寒い朝だったが、風邪の具合も落ち着いてきたので近くの田園を散策してみた。

黄葉した樹木が目立ち始めた里山の縁は今、カラスウリの赤い実が一杯垂れ下がっていた。
田圃の畦はもう秋の花もほとんど目立たなくなっていた。 勢いよく咲いていたあのアキノノゲシも終盤を迎え、白い綿帽子が目立つようになっている。
今綺麗に花を咲かせているのはカントウヨメナくらいだ。 他に目立つ花も無い田園はこの花の独り舞台だ。 どういうわけか、この花には何回出会っても惹きつけられてしまう。
ふと小さな花が眼に入った。 なんとオオイヌノフグリだった。 生命力旺盛な雑草は一年中花を咲かせるが、他の草が茂っている間は目立たない。 ・・と分かっていても、やっぱり秋になって咲いてるのに気がつく度に驚かされてしまう。
よく見ると、近くにホトケノザまで見つかった。 
いち早く来春を先取りして誇らしげ・・・なのかも。

2005年11月13日日曜日

実りの里山

今日は小春日和の穏やかな陽気、風邪の具合も幾分治まって気分が良かったので未だ緑主体だがところどころに秋の色の木の葉が見えるようになってきた近くの里山を歩いてみることにした。

里山の雑木に茶色に黄葉した大きな葉の弦が絡まっているのが眼に入った。 どうやらヤマブドウのよだ。 見ると小さな紫の実が生っている!



里山の縁に柔らかい西日が射している。 もうこんなに陽が傾いているとは・・・と時計を見ると3時を指していた。 この時期、陽が落ちるのがずいぶん早く感じるようになったものだ・・と改めて時の流れの速さを実感する。 

今度は三角形の黄色い葉の弦が雑木に絡まっているのに出会った。 ヤマノイモだ。 見ると珠芽(むかご)も生っている。 昔子供のころ、このムカゴを採ってきて炒って食べたことを思い出し懐かしい。
ふと足元の草むらに見慣れぬ実を一杯つけた草、これは何だろう・・と見てみると、ザラザラとしたトゲだらけの茎にハート型の小さな葉がついているこの草はアカネだと分かった。 そういえば花が咲いてるところは見たことあるがこんな実が生るとは知らなかった。 これは新発見、出会えて良かった。

陽がだいぶ傾いてきて写真を撮るには都合が悪くなってきた。 ISO感度を一段上げて撮ることにする。

脇の斜面に目を凝らして歩いていたら小さな薄紫の実を発見。 これはムラサキシキブだ。 クマツヅラ科のこの樹はこの辺りの里山ではよく出会うのだが、この実はもう時期が遅くてあまり見かけない。 この実をどんな鳥が好んで食べるのだろうか・・。

だいぶ陽が落ちてきたので急いで戻ることにした。

夕日が当たらぬ日陰の里山の縁に差し掛かったとき、真っ赤な小さな実を付けた樹が目に入った。 カマツカの実だ!と早速撮ろうと思ったがあまりに暗い。 感度を更にISO1600にUPして記念撮影。 この樹はバラ科、初夏に小さな白い花が寄り集まって咲く姿が好きなのだが、秋この赤い実に会ふのも楽しみである。

2005年11月10日木曜日

九十九里浜

今日も穏やかな良い天気だった。 
風邪はだいぶ良くなってきたものの、未だ鼻がぐすぐすしてる上に時折激しく咳こむことがあって本調子には未だしばらく時間が掛かりそうだ。 
こんな時は海の潮風に吹かれるのが良いかも・・と九十九里浜に行ってみた。 

さすがにこの季節は人気もすくないが、広々とした青海原を眺めるのはやっぱり気分が良い。

 空気が澄み切った海の彼方に片貝漁港の防波堤がはっきり見える。 更にその先には犬吠崎の台地に設置された風力発電のプロペラがかすかに見えていた。
すぐ先の砂浜からウインドサーフィンの若者が海原に向けて出て行った。 思った以上にスピードは速い。
沖合いで網を仕掛けて漁をする船団が小さく見えていた。
ふと見ると、波打ち際で打ち寄せる波と戯れる二人の幼児の姿があった。 あれは兄弟だろうか、この雄大な自然に溶け込む羨ましいような情景にしばし見とれてしまった。


帰宅して何時間か経った夜、TVを見ていたら大接近中の火星が綺麗に見えていると言っていたので東の空を眺めたら、確かに一際明るく火星が輝いていた。 

これは記念に撮っておこうと、滅多に使わないのでほこりをかぶった三脚を取り出して400mmズームでこの星を撮ってみたのがこのばかばかしい写真。 



35mm換算で640mm程度では星は無理と承知の上だが、拡大してみたら丸い点となって写っていたのでまーいっか。

近くに三日月が鮮やかに見えていた。 さすがに秋の空気は澄んでいる。

これの方が写真になる!・・とレンズの向きを変えて撮ってみたのがこの写真。 このレンズで初めての月の試し撮りとなった。

2005年11月9日水曜日

抜ける秋空の印旛干拓田

今朝は部屋の温度が15℃、急に冷え込んで思わず身が引き締まる。 窓を開けると抜けるような青空だった。
この空の色ならきっと筑波山が良く見えるに違いない・・・と、朝食もそこそこに近くの印旛干拓田に行ってみた。

広々とした田圃にやって来ると、はるか彼方に予想通り筑波山が見えていた。 この山が見えるようになると冬も近い。
干拓田の中を流れる中央水路に行ってみた。
風も無く静かな水面には水鳥の姿も見えない。 川岸にしつらえてあるヘラブナ釣りの釣り座が寒々としていた。
振り返ると水路の向こうに我が町が見えていた。 この自然豊かな小さな田舎町もこのところ高層マンションラッシュ。 数年前まで想像も出来なかった姿へと変貌を遂げ始めているのだが、どうなることやら・・・。

2005年11月7日月曜日

秋深まる散歩道

今日は天気が回復して気温がぐんぐん上昇。 鼻や喉の調子が幾分良くなったので近場を散歩した。
街外れの中川の川辺に行ってみたがカワセミはおろか小鳥の声すらしなかった。 流れが昨夜の雨で濁っているせいかもしれない。 そこで成田線の線路脇の小径を歩いてみることにした。

線路脇の土手のススキが秋の陽光に輝いている。






この土手に茂った草むらはよく探すといろいろな草花が楽しめるのだが、もう既にほとんど枯れている。

笹に絡まって咲いていたヘクソカズラがもう鈴なりに実を付けていた。
土手の上に小さな赤い実が生っていた。 ノイバラの実だ。
真夏のこの草むらにはセンニンソウの白い花が一杯咲いていたのだがどうなっているのかと探してみると、長いひげを付けた種になっていた。 いつも気になるのだが、このひげはどんな役割をするのか不思議である。

そしてもう一つ、他では滅多に出会ったことのないオオバクサフジを探してみた。 既に豆を付けたそれらしい蔓草がある。
 
一渡り見回していたら紫の花が咲いているのを見つけることが出来た。 オオバクサフジの花だ! 
この花、結構遅くまで咲いているのでもしや・・と期待していたので出会って嬉しくなったのだった。

2005年11月5日土曜日

成東の湿地へ遠征

昨日も歩き回ったのが良くなかったのか、夕刻から又寒気がしてきて早々に床に就いてしまったが、 今朝はよく寝たのが良かったのか、幾分気分が回復、未だ良い天気が続いているので又どこか気晴らしに行きたくなった。 
思いついたのが成東の食虫植物群落地。 11月は何が咲いてるかリストを調べたらウメバチソウの季節だった。 
これはどうあろうと見に行かねば・・・と、早速出かけることにした。

ウメバチソウは見事に咲いていた!  こんな秋遅くに咲き出すなんて、すっかり忘れていた。
見るとこの天然記念物第一号の湿原のあちこちに、この白い気品のある花が咲いている。 ここでこんなに沢山咲いているのを見たのは初めてかもしてない!
そして何といっても凄いのはヤマラッキョウの花の多さだ! 湿原の一部はこの花の薄紫色で埋まっていた。 中にはシロバナもある。
次に多いのがリンドウの花だ! こんな田園地帯の湿原にこんな花が咲いてるなんてにわかに信じがたい光景だ。 




湿原に施された木道を巡り歩いて秋の花を楽しんでいる時は、すっかり風邪気味なことを忘れていたが、 一通り見終わると急に鼻がぐすぐすしだして気分が悪くなってきた。やっぱり帰って休養するしかなさそうだ・・・。

帰り際、湿原を見渡してみた。 道端にツリガネニンジンの花が未だ咲き残っていた。