今日は朝からすっきりしない天気、ぼんやりと雲に霞んだ太陽の光が寒々として頼りない。
このところの運動不足の為なのか、又右肩が痛み出した。 15年も前に五十肩の痛みをこらえながら通勤していた頃を思い出す痛みだ。 動かなきゃ駄目だ・・と思っていたら、「そこらを歩いてこよう」と奥方に誘われてついて行くことにした。
国道を横切り、旧成田街道沿いの路地に行く。 半月以上前に見かけたウグイスカグラの蕾がもう開いているだろうと思ったからである。
行ってみると予想通り、それもかなり咲き揃っている。
「鶯神楽」と漢字で書くこの潅木は別名「ウグイスノキ」とも言われ、4-5月に花が咲くと図鑑に載っている。 今年はほんとに早すぎる!
夕方になって車が多くなった旧街道を下ってゆく。 ふと道路脇の家の前に見事に咲き揃ったユギヤナギが目に入った。
小さく刈り込んだのはよく目にするが、これ程のびのびと枝を張ったのは久しぶり。古い屋並の間に空き地があった。 見るとそこにホトケノザがひと塊になって咲いていた。 荒れた空き地に咲く雑草もこうして見るとほっとする。
道路を下っていると屋並が切れた隙間に視界が開け、広大な印旛沼干拓田が広がっていた。 北と西の印旛沼を結ぶ中央水路、遥か彼方になんと筑波山までも見える!こんな曇り空と言うのに60km以上も彼方の山が見えるとはびっくり。
坂を下り終わり、路地に入って家路につく。
路地の奥にある昔は醤油の醸造元だったという大きな家の庭にサルスベリの巨樹が立っている。 あまりに大き過ぎて全体像を見ることが出来る場所が無いので、これまでこの樹が花を付けた姿を撮ったことが無い。
路地から覗いて見ると、この樹の大きさに改めて圧倒されてしまう感じだ。 ほんとに凄い!