2007年10月6日土曜日

実りの庭

今朝は絶好の秋日和・・と喜んだのもつかの間、直ぐに雲が広がり始めて陽が陰ってしまった。 がっかりしながら庭の花でも撮ってみるか・・と庭に出てみると、片隅のサクラタデがだいぶ咲き揃っていた。

マクロレンズでこの花を覗いてみると、蟻が小さな花の中を行き来している。 6-7mm程度位しかない花の中にいるこの蟻のなんと小さいことか! 何ていう蟻だろう?
今年初めて花を咲かせたガマズミの幼木はどうなっているだろうと覗いてみると、こちらは既に数は少ないが実が赤く色づいていた。 
今年初めて実をつけた姿はけなげに見える。
この前一部が色づき始めているのに気がついたムラサキシキブを見てみると、もうすかりあの独特の紫色に染まっていた。 
もう葉も黄葉し始めている!
日当たりの悪い裏庭でツリフネソウも花を咲かせていた。
この花はホウセンカのように種をはじかせて繁殖する。 お陰で春先になると庭のあちこちに生えてくる。 でも湿地を好むこの草は日向の暑い夏には耐えられず、裏庭の日影に生えたものだけが生き延びて花を付けるのだ。 
それにしても野生の草の生命力にはほんとに驚かされる。

ミツバアケビが絡まった棚の下を潜ろうとしたら、蜘蛛の巣に引っかかった。 頭をかがめて通り抜けようとした時、下にアケビの大きな実が落ちていることに気がついた。
棚を見上げてみると、なるほど何時の間にかアケビの実が大きく育って今にもはじけそうだ。 
ほんとに季節の進むのは早いなあ・・と感嘆。



午後になって空が明るくなってきたと思う間もなく覆っていた雲が何時の間にか消え去って青空が戻ってきた。 でもいろいろと用事をおおせつかってしまい、ただ恨めしく空を見上げるしかなかった。