2005年6月5日日曜日

印旛干拓田の野鳥達

朝の内曇っていたが次第に薄日が射してきた。 久しぶりに田圃を見たくなって近くの印旛干拓田に行ってみた。
2-30cmに育った稲がゆったりと初夏の風になびいている。
緑濃くなってきた田圃のあちこちに白い点が見える。 が餌をあさっているのだ。 

陽射しが強くなってきた。 蒸し暑い。
遠くの田圃の畦に茶色い鳥が並んで座っているのが見えた。 
近くに行ってみた。 それでも50mくらいは離れているので更に近くに行こうとしたら警戒して立ち上がり逃げ始めた。 この鳥はカルガモだった。

鷺とカルガモ以外の鳥は見当たらなかった。 
何か花が咲いてないかと見回してみたが、この時期の緑一色の田圃の畦には、ヒメジオンの白い花が目立つだけ。
今頃咲いてる花も思い当たらないので戻りかけたら、草むらにピンクの色が見えた。 何だろうと見たらアカツメクサだった。
昼も近いし帰ろうと戻りかけたところで、何やら黒っぽい鳥が畦に居るのが見えた。 カラスかな?と一瞬思ったが、よく見ると頭の部分が赤い鳥のようだ。 カメラのズームを300mm一杯で覗いてみるとこれがなんとの雄だった。 
雉の雄を撮るのは初めてなので興奮を抑えながら夢中でシャッターを切リ続けていた。
30m以上離れていたのでもっと近くで見てみたくなった。 
そーと近寄ってゆこうとしたら、雉は田圃の畦の草むらに姿を隠した。 でも草の上に赤い頭だけが見えていた。 それを目当てに更に近くに行こうとすると、雉は背をかがめて草むらの中を逃げ始めた。 畦の突き当たりで姿を現した雉は、その先の田圃の際を一目散に走って逃げて行ってしまったのだった。