今年一番の冷え込みとなった昨日、鬼怒川・龍王峡近くの老朽化が進んだ山の家の点検と水道の凍結防止やらなんやらの冬支度にやって来た。
今朝の気温はまさかの0度! こんなに冷えるとは思ってもいなかったが、やがて森の中にも朝日が射し込むようになり青々とした秋晴れの空が現れてくると、寒いにもかかわらず紅葉の始まった龍王峡を散歩したくなってきた。
山の家を下った直ぐ近くの久しぶりに自家用車や観光バスで賑わっている龍王峡の駐車場から色付いた辺りの山々を眺める。
これは塩原へ抜ける日塩道路入口付近の山の色!
ここはかって観光客でにぎわった東武レストランの在った場所。 更地になってしまって寂しげな風景に・・・
渓谷への急な坂道を下ってやってきた虹見滝。 行き交う観光客の賑やかな外国の言葉に時の流れを実感する。
そこから多くの観光客で賑わう虹見橋方向と分かれ、渓谷沿の人気の無い遊歩道を辺りの景色を眺めながらむささび橋へと向かう。
まるで千代紙の模様のようなモミジ!
見上げる絢爛豪華な色模様! この黄色い葉の樹は何だろう? 名が分かればもっと楽しめそうだが難しいので諦めることにする。
色とりどりの小路を歩いていると、この樹間のモミジにハッと目が留まりシャッターを切る!
今度はこの葉っぱ! 何だか知らないが秋の陽に輝くこの葉っぱにも心惹かれる。
こんな心地良い小路が続く!
これも綺麗! 目に入るものどれも嬉しくなるものばかり。
黄金色に輝く木の葉! 自然の造形美に感嘆!
色とりどりの落葉樹の林! 新緑の頃と秋と二回楽しめる。
何だろう? 小さな赤い実がいっぱい生ってる!
木間越しに谷底深い龍王峡の水面が見えた!
春先に水芭蕉が咲く湿地に出た! 終点のむささび橋が近い。 ここまで直線距離で約1km、最初は寒くて手がかじかんでいたが、ちょっと汗ばむ位に温まった。
むささび橋の上に出て上流を望む。 水流が刻んだスケールの大きな岩の彫刻だ!
虹見橋が遠くに見える下流方向。 水の流れが怒れる鬼の如し・・・という鬼怒川の源流は、龍が暴れるような流れの龍王峡だ!
その虹見橋を300mmズームいっぱいで撮ってみたのがこの写真。 いるいる! 橋の上に観光客がいっぱい!
夏はおじいさん一人で店番していたがこの日はおばあさんと二人の むささび橋の袂の茶屋で一服した後、 来た道を引き返した。 橋を渡って対岸を往く道もあるのだが、 対岸は陽光が当たってなくて寒そうなのでやめといた。
最後に出会ったのがこの陽に透けた大きなどんぐりの葉、 ミズナラだ! こんなものでもやっぱり自然の造形は美しい。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(最初の三枚のレンズ:EF17-40mm F4L USM、他は EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)