2005年5月15日日曜日

初夏の佐倉城址公園

このところ薄ら寒い曇がちの天気が続いている。 5月晴れの心地良い季節を待ち望んでいるというのに今年はどうなってるんだろう・・・。
今日の午後になって幾分日が射してきたので、そろそろセンダンの花が咲き出してないだろうか・・・、 スダジイの巨木があのテイカカヅラのプロペラのような花に覆われていないだろうか・・・等と気になって急いで佐倉城址の森に行ってみた。

ところがなんとそれらの花は未だ陰も形も見当たらなかった。 やっぱり今年は開花が遅いようだ。

見上げたスダジイの巨木はちょうど今、樹冠をこんもりと覆うように付いた花穂が雲間から差し込む陽に輝いていた。
この姥が池の方に降りてみると、 周囲を新緑の森に囲まれた静かな池には白い睡蓮が数輪咲いていた。 池の辺にキショウブカキツバタも咲いている。
菖蒲田の右手の森を見上げると、そこに花を付けたミズキの大きな樹が目に入った。
未だ他の里山では花を付けてないのが多いのだが、ここの樹は見事に咲いている。 どういう加減で早く咲くのや遅いのがあるのか不思議である。 種類が違うのかもしれないなあ・・と首をひねってしまう。

菖蒲田の菖蒲は未だ充分育っていない。 花が咲くのは未だ大分先のようだ。 それでもキショウブだけは日を受けて輝いていた。




森の縁の日陰に何やら白い花を付けた草が茂っていろ。

行ってみるとそれはオドリコソウの群落であった。 そういえばここは毎年この花で埋めつくされることを思い出した。 周囲の雑草は綺麗に刈り取られているが、この草は残されているのが嬉しい。