このところ北総台地は周期的に冷たい北風が吹きすさび、乾燥した土が舞い上がって砂嵐のようになるのでカメラ持参の散歩を躊躇することが多いのだが、この日は比較的風も穏やかになったので又佐倉城址公園の散歩に出かけてみることにした。
歴博の駐車場に車を停めて佐倉城址公園に入ろうとしたとき、どこからか飛んで来た小鳥が園内の植え込みの縁に降りるのが見え、何かな?・・・と、20m位の所までそーと近づいて覗いてみると、それはアオジのような小鳥だった。
たまたまカメラには最大200mm相当のズームレンズレンズが着いていたが、この程度では遠すぎて無理かと思いつつともかく撮ってみた。
*現像してみると、それは紛れも無くアオジだった!
この鳥に出逢ったのはほんとに久しぶり。 この写真は原画の15%程度の部分を切り抜いたものだが、小さく写っていて無理かと思ったのが思いの外良く写っていたので幸運だった。
*歴博裏の早咲きの紅梅は遠目には未だ綺麗だったが近くで見たら花の縁が黒ずんで花びらの色は褪せていた。
梅林の近くで
*二ホンタンポポを見つけた。 これは珍しい!
*このオオイヌノフグリも
*ホトケノザも咲いていた!
紅梅の様子を見た後城跡を歩き始めたら、
最初に出逢ったのがこのシロハラ!
次に出会ったのはシジュウカラの群れ。 でもちっともじっとしてないので撮り損なってしまった。
お決まりのポーズでいたのはツグミ!
野鳥を探して土塁の上の樹木に目を凝らしていたら、
なんと桜の花を見つけた!
どういう種類の桜か分からぬが、辺りに何本かある中の一本の木の枝にだけ咲いていた!
二の丸跡、本丸跡、と巡り歩くもその後野鳥の姿は見かけること無く自由広場までやって来て広場の外れの梅林を眺めてみると、
霞むような紅梅の中に一本の白梅が一際白く輝いていた。
その後、又野鳥が集まるくらしの植物園に入り、1月11日に来た時咲き始めたばかりだったロウバイの樹の所に行ってみると、
ソシンロウバイが見事に咲き揃っていた!
野鳥の気配がしてレンズを向けたら
そこにいたのはツグミ!
この前咲いていなかったロウバイも近くで咲いている!
さーとやって来て近くで飛び交い始めた小鳥の群れ
それはシメだった。
嘴が太くて変わった顔のこの小鳥、この公園以外ではあまり見たことが無いのが不思議だなあ・・・といつも思う。
意外とこの日はそれ以外の野鳥が現れないので姥が池を覗きながら駐車場に戻ることにした。
姥が池の上の梅林を眺めてみると例年通り白梅だけが真っ先に咲き出していて陽光に眩しく輝いていた。
この日はアオジに出逢えたのが収穫だったが、それ以外は野鳥の姿が少なくて、比較的穏やかな陽気の園内をのんびり歩いただけの、なんとなく物足りない3kmの散歩だった。
(カメラ:X-T2)
(レンズ:*印 XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS WR 、
他 XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR )