梅雨の合間、成田空港の東の多古町にある日本寺(にちほんじ)を訪れた。 多古町はこの辺りでは紫陽花の名所として有名で、町の中央を流れる栗山川のほとりで毎年あじさい祭りが開かれる。 この日車窓から眺めた川筋は未だ緑一色で、紫陽花はまだ咲いていない様子。 そこでそのまま日本寺へと向った。
静かな日本寺の森の中には、既に青や白の紫陽花の花が咲いていた。
静かな森の中の参道に咲きだしたばかりの紫陽花の青い色が心地よい。
所々にピンクに近い薄紫の初々しい紫陽花も咲いている。
七変化と言われる紫陽花に期待してはいたのだが、咲き出したばかりの控えめな花のしっとりと落ち着いた雰囲気も捨てがたいものだ。
薄暗い森の片隅に白いガクアジサイ(ヤマアジサイかも)が咲いていた。 普通の紫陽花も好きなのだが、昔山のなかでよく出会ったガクアジサイがとりわけ好きなのだ。
ガクアジサイ?それともヤマアジサイ?と図鑑を調べてみたがこの写真では判別できなかった。
そんなことより図鑑を見てて驚いたのはアジサイが「ユキノシタ科」の植物だと書いてあったことだった。 この花を見てそうだとは想像もつかなかった!