2005年10月11日火曜日

雨続きの秋の庭

本格的な秋が来るというのに雨の日ばかりが続いてまいってしまう。 もう何日目だろう・・・。
今朝はようやく雨が止み空が明るくなってきたと思ったのもつかの間、又すぐ雲が厚くなって薄暗い朝になってしまった。

休耕田の群生地で採取した種が成長して、ちょっと前に蕾を付けていた裏庭の数株のツリフネソウはどうなったかなあ・・と気になって覗いてみると、

薄暗い裏庭の片隅でこのピンクの花が咲いていた。 よく見るともう種も付いている。 ということは何時の間にか咲き出していたらしい。
その傍らに、日当たりが悪くて貧弱なムラサキシキブの細い枝が色づいた実を付けて垂れていた。 その細い枝、実に付いた雨の雫さえも重たそうに見えてしまうのだ。
好きなのにカメラを構えることすら気が引ける隣家とのフェンス際に今年も又シュウメイギクが咲いている。 この花のピンクの株が数年前に消えてしまったのが心残りではある。


薄暗い裏庭は蚊の住家。 ちょっとカメラを構えていただけで何箇所も喰われてしまってあちこち痒くなってきた。

急いでそこを退散し庭の表に回ってみると、そこにはシロバナのホトトギスがちょうど咲きだしたところだった。 これはかみさんがどこかで手に入れた園芸種らしいが、意外と清楚で好きである。
その奥に大きな紫の花が咲いていることに気が付いた。 見るとそれはキキョウだった。 どういうわけか、一輪だけ季節外れに咲いてしまったようである。