2006年7月11日火曜日

梅雨空に夏の野の花

今日も又蒸し暑い曇り空、こんな天気が何時まで続くのか・・・。 こんな陽気では田園散策も気が進まずすっかり運動不足、体が錆ついたようにきしんできた。 これじゃまずいと大汗を覚悟で散策に出た。
里山の切通を登って北総台地に広がる畑の中の農道を歩いていると、
草むらに一際鮮やかな赤い花穂をつけた大きなタデが生えているのが目に入った。 これは「オオベニタデ」のようだ。








今年は異常に日照時間が少ないが、畑の周囲の雑草は元気に生い茂っている。 この雑草を刈る農家の姿も見える。 この蒸し暑さの中での作業は容易ではなさそうだ。
未だ伐り残された雑草の茂みにガガイモの弦が這っていた。 見ると花が開き始めたところのようである。 そういえばこの花に出会うのはいつも暑い時だったなあ・・・と思い出す。 それにしてもほんとに暑い! 汗が目にしみて痛い。

農道が木陰に差し掛かると風が涼しく感じて心地よい。
傍らの藪の中に赤い実が見えた。
ナワシロイチゴの実だ! これは結構甘くて美味いのだが、道端で汚れているかもしれないので口に入れるのはやめにした。




JR成田線の跨線橋の上に出た。 
線路脇の斜面に何か白い花が見える。
望遠レンズで覗いてみるとそれはヤマユリの花だった。 この辺りのヤマユリはまだ蕾が多い中で、ここのは開花が一番早い。 日当たりが良いからだろうか。



1時間位歩いただろうか、花を眺めたり写真を撮ったりペースはかなりゆっくりだが、もう頭も背中も汗びっしょり。 暑さに負けずに出歩けばその内体も慣れて来るかも・・と思ふのだが、いざとなるとやっぱり勇気が要る。
家に向って戻りかけたとき、放置された畑の草むらにクサフジが咲いているのを見つけた。 こんなところで出会ったのは初めてなのでびっくり。 



我が家周辺でクサフジが咲いてる場所は他になかったような気がする。