2008年10月31日金曜日

どれも似たような秋の花

今日は天気が次第に良くなると思ってたら期待が外れ、うすら寒い一日になってしまった。 こんな天気でも「歩ける時は歩こう!」・・と近くの田園まで3kmのウォーキング。
旧成田街道を横切って谷津田に降りると、辺りの里山は色の変わり始めた樹がちらほら混じり始めていた。
里山の縁を歩いていたら側らの薮に白っぽくなり始めた可愛いスズメウリが生っている。
この時期は白や紫の良く似た菊の仲間も結構多い。 これは多分「シロヨメナ」だろう。
又出合ったこの白い菊の仲間はさっきのとはちょっとばかり感じが違う。 これは多分「イナカギク」というやつだろう。 別名ヤマシロギクとも呼ばれているようだが、大好きな「シロヤマギク」と紛らわしいのでこの別名は頂けないと思うのだが・・・。
アザミノの花に出会う。 このアザミって言う花もいろいろ似たのがあって悩まされる花だ。 春咲くのが「ノアザミ」で、夏から秋に咲くのが「ノハラアザミ」。 その辺までは良いのだが、この「タイアザミ」のような花に出会うと何というアザミなのかだいぶ怪しくなってくる。 ナンブアザミってのがあったりその変種が多いらしいのだ。 まあどれも「アザミ」ってことにしておいても何の問題も無いのだが・・・。

2008年10月30日木曜日

未だ珍しきこと多い里山

今朝朝食を終えて一息ついていると、「珍しいものが見つかったから案内してあげる」と友達から電話があったと家内が言う。 早速車を出して里山の竹林へ案内してもらう。
薄暗くて寒いくらいの竹林の中で出会ったのはこの写真のような変わった植物、名を 「クロヤツシロラン」というラン科・オニノヤガラ属の葉緑素の無い腐生植物なんだそうだ。 そういえばこれは目にしたことはあるような気がするが、そんな植物だとは思わなかった。調べたら、9月ごろ枯葉の中に埋もれるように茶色い花を咲かせ、やがて実になって次第に背丈を伸ばし、11月過ぎになると実をはじかせて胞子をばら撒くのだという。
竹林を出て里山の縁に出た時、「これがヤブタバコよ」と小さなボロギクのような花を付けた植物を教えてくれる。普段歩いている時はこんな花には目もくれないのだが、気をつけて見ると結構知らない珍しき雑草があるものだ。 後で調べたら葉っぱがたばこの葉に似ていて薮に生えているからこの名が付いたのだと図鑑に書いてあった。
先日満開だったサラシナショウマの花が終わって既に種をつけていた。
この里山には、この辺りでは珍しくヤマウドが多いのだが、これも見事な造形美の綺麗な実をつけていた。 里山から戻ったのは朝の9時、何だか一日の仕事が終わったような妙な気分になってしまう。 コーヒーを入れてとりあえず一服・・と窓際のモミジを見ていたら、葉陰でちょこちょこ動き回る小鳥の姿!
数日前からシジュウカラが来たりメジロが来たりしてたのでこれは何だろう・・と目を凝らすとそれは「ジョウビタキ」の雌だった。 もう冬鳥がやってきているのだと思うとこれから又鳥撮りが楽しみになってきた。

2008年10月29日水曜日

うろこ雲

昨日の夕方、気温が20℃を下回って遂にストーブのスイッチを入れてしまった。 例年何時頃ストーブを使い出すか良く覚えていないが、こんなに早く使い出したのは珍しいかも・・・。  今朝も冷んやりした空気で寒いくらい。
抜けるような秋の空の下、買い物がてらの田園ウォーキングで見かけた里山は、既に木の葉の色が変わり始めている。
道端に咲くセイタカアワダチソウに混じってコスモスが咲いている。 こんなありふれた情景でも、なんとなく秋の深まりを感じてしまう。
字が書いてあるのだが何と書いてあるのだろう?と道端の古そうな石仏さんに目を留める。 右に書いてあるのは何のことだかよく分からないが左にある年号は「享保二十一丙辰二月」と読める。 この年号は西暦で言うと1736年になり、八代将軍徳川吉宗の時代、それほど古いものとはびっくりだった。
2kmくらい歩いたころ、綺麗なうろこ雲が広がっていた。
つい最近までピーナッツの収穫が最盛期だった北総台地には、既に天日干しするために積まれた「ピーナッツボッチ」が並んでいた。 この情景が12月頃まで続くことになるのだ。

2008年10月27日月曜日

隣町の公園見物

今朝窓を開けたら朝日が眩しく射し込んできた。 やっと晴れた!と嬉しくて早速何処かへ写真を撮りに出かけたくなる。 そうだ!来月のCATV番組表の表紙に出ていた公園に行ってみようと思いつく。 調べたらそれは佐倉市にある「七井戸公園」だと分かったからだ。
着いてみるとなかなか感じの良い公園だった。 表紙に出ていたメタセコイアは未だ緑だが、これが黄葉したら又綺麗だろうなあ・・と想像できる。 池には大きな鯉が泳いでいてびっくり。
池の縁を行くと鴨が集まっていた。 子供たちが餌を撒いていたらしい。 この鴨、冬鳥の「ホシハジロ」、 もう冬鳥が渡ってくる季節なのだ!
「ここには昔、この町が開発された頃友達と来たことがあるわ」と家内が言う。 こんな公園があるとは全く知らなかったのでそれを聞いて一瞬驚いたが、そういえば「奥様ネットワークの情報網」は凄いから男社会とは訳が違うよなあ・・と納得しながら行くと、あの表紙の情景と似た場所にやって来た。 表紙の写真は12月頃の写真のようだ。
メタセコイヤの樹が沢山植えられている。 この公園は明るくてなんとも気持ちが良い!
近くにはイトーヨーカ堂の大きな建物や小学校があるのだが、樹木に囲まれた公園の中を歩いているとそれ等が在ることすら分からない。  このように綺麗に整備されているこの公園、季節ごとに様々な雰囲気が楽しめそうだ。

草笛の丘の秋の薔薇

七井戸公園を堪能した後、時間を見ると未だ10時半。 家内が「それなら薔薇を見に行かない?」と言うので寄り道して西印旛沼近くの草笛の丘に行ってみることにした。
入園料を払って中に入ると、 遠くでバスでやって来た保育園児の賑やかな声がするが、オールドローズ園の駐車場はガラガラ。 早速閑散とした園内に咲き残ったお気に入りの花にレンズを向けながらのんびり巡り歩く。 その一つがこの花だ。
すっかりまばらになってしまった園内は寂しい限り。 咲いている花を見つけては眺めてみるが、綺麗に咲いているのはやっぱり少ない。 でもこの花は結構綺麗に咲いていた。
ちょっと変わった模様の花を見つけた。 こんなのは初めて見る花だ。
この優しげな色合いの花もなかなか良い。
秋の陽射しがどことなく弱々しいのか、この花のようにどれも愁ひを帯びているように見える。 初夏のはちきれるように輝く薔薇の花とは随分違う・・・と思ったのだった。

2008年10月26日日曜日

今日は恒例の朝市まつり!

今朝、花火の音で目が覚めた。 そういえば今日はわが町恒例の朝市祭りの日だ。 窓を開けると相変わらず今にも降りそうな曇り空、ここ数年見てないので今日は久しぶりに行ってみようと思っていたのだがちょっとがっかり。 それでも雨が降っていないようなので出掛けて見ることにした。
何時ものように会場の役場前には屋台も出ている。
天気が悪いので何処となく寂しい感じだったが、次第に人の数が増えてきたら賑やかになってきた。 朝市まつりの主役はやっぱり朝採れの野菜を売る農家の売店、 これを目当ての奥さん方でどの売店も賑わっている。
中にはこんな手作りのお弁当を売る売店も朝市まつりの常連さんだ。
つきたての餅を売る売店も餅つきに忙しい。 つき終わると直ぐに売店の前は長い行列が出来るのだ。
子供たちが水槽を囲んで騒いでいる。 金魚すくいかと思って覗いてみたら、ドジョウの手づかみ。 これは結構楽しそう!

2008年10月24日金曜日

秋の長雨の退屈しのぎ

昨日の午後から降ったり止んだりしていた雨が、昨晩から今日にかけてはかなり激しく降った。 今日の夕方にはいきなり雷が鳴り出して近くに落雷! いよいよ秋も終盤に入ってきたということか・・・。 退屈しのぎに撮った写真を眺めていたら、20日(月曜日)に里山散歩の時に撮った写真の幾つかが目に留まった。
 最初の一つはこの大豊作の柿の木だ。 きっと渋柿だろうが甘柿だったら凄いのになあ・・と思ってしまう。
次の写真はこの「キンエノコロ」の大群落。 これだけまとまって生えていると壮観だ!
そうそう、里山の斜面で見たこの青い実が何だか分からなかったのだ! 葉っぱはヤマノイモの仲間か、ヒルガオの仲間か・・・と思うのだが、いくら図鑑を探しても見つからない。 そのうちひょんなことから分かるかもしれないので気をつけておくことにしよう。  ⇒ 10月30日、やはりひょんなことからこれが「アオツヅラフジ」というツヅラフジ科アオツヅラフジ属の木だったと判明! 別名「カミエビ」と言うんだそうな。
収穫だったのは、この辺りでは珍しくこのピンクの「ゲンノショウコ」に出会ったことだ。 関西には赤い花が多いというが、この辺りでは白い花が普通。 これはほんとに貴重な花だと思う。
ピンクの「ゲンノショウコ」に出会った時、近くに別のピンクの花を見つけて何だろうと・・と期待して覗いてみたら、それはこの「アカバナユウゲショウ」の花だった。 この花は南アメリカ原産の栽培種、今では野生化してあちこちで群生して咲いていることもあり珍しくも無い。 でもよく見ると結構可愛いので撮ってみた。

2008年10月23日木曜日

携帯で田園ウォーキングの記録

予報では昨日崩れるはづだった天気が今日にずれ込んで午後から雨という。 それならば・・とカメラをリュックに入れて午前中に4kmコースの近くの田園ウォーキングに出かけたのは良かったが、草花を撮ろうとカメラを取り出したらなんと電池が入っていない!  しまった、電池を入れ忘れた!と思ったが後の祭り。 ウォーキングが主目的だからまー良いか・・と諦めたが、携帯を持ってたことを思い出し今日はそれを使ってみることにした
結構難しいが最初に何とか見れると思った写真はこの農家の花壇の菊の花
次の何とか見れる写真は、農家の屋並みを過ぎて成田線の線路際に差し掛かった時に撮ったこのセイタカアワダチソウの花の群れだ。
行く手の散歩コースにある地元の氏神様、菊賀神社の森をズームアップして撮ってみたが、これはかなりボケている。 何とか雰囲気だけは出ているが、この携帯のズーム機能はあまりよろしくない。
神社に登る石段脇に小さな可愛い道祖神が祭られている。 町内に何箇所かにある「双体道祖神」という珍しい神様だ。 ここは薄暗い樹陰、携帯で撮るにはこれが限界かも・・・。 他にも暗い所でいろいろ撮ってみたのだが、写真はノイズだらけ、まともに見れるものは殆どなかった。 やっぱり携帯では思ったような写真を撮るのは難しいと悟る。
それはともかく、今日の4kコースはこのような住宅街の直ぐ近く、いつもなら写真を撮るのに道草を食うので1時間半以上かかるのだが、今日は久しぶりに比較的歩く方に専念できて汗をかくことが出来た。

2008年10月22日水曜日

「ウメバチソウ」の花を求めて・・・

今日は次第に天気が悪くなるとの予報だったので、天気が崩れる前に行ってみよう・・と食虫植物群落地として国の天然記念物に指定されている成東の湿原に出かけた。
着いてみると、湿原は既に草紅葉の様相だ!
最初に目に入ったのはこの可愛らしい「ヤマラッキョウ」の花だった。
辺りを見回すとあちこちに紫の花も見える。 「リンドウ」だ! 
管理棟の掲示板には普通のリンドウも咲いていると出ていたが、見かけたリンドウは殆ど葉が細い「ホソバリンドウ」だった。
お目当ての「ウメバチソウ」を求めて木道に入ると、探すまでもなく直ぐに見つかった。 
ちょうど良いときに来たみたいで、いたるところに咲き始めている!
この湿原ではこの清楚な「ウメバチソウ」が花園の千秋楽を飾る花、毎年この花に会いに来るのが秋の恒例行事になっている。
お目当ての「ウメバチソウ」や「リンドウ」に出会った後、他にどんな花があるのか探しながら湿原の木道を行くと、咲き残ったこの「サワヒヨドリ」の花に出会う。
湿原のあちこちに点々とこの赤い「ワレモコウ」の花が見える。 ところどころに「オミナエシ」も未だ咲いていた。
「ミゾソバ」でもないし、湿原だから「ママコノシリヌグイ」でもないし・・・と首をひねったが、この湿原に「ナガバノウナギツカミ」というのが生えることを思い出した。 タデ科の花はいろいろあって判別が難しい。
他にはもう目に付くものが見当たらないなあ・・と湿原を見渡す。 
ススキの遥か彼方に屋並が見えるが、こんな所に高原の花が咲くとは・・・と何時まで経っても信じがたい思いがする。
いろいろ珍しい花を堪能して帰路に着くことにした。

ふと停めた車の脇の草むらに目をやると、シーズンを待ちきれずに「ホトケノザ」が咲いていた。