2008年10月30日木曜日

未だ珍しきこと多い里山

今朝朝食を終えて一息ついていると、「珍しいものが見つかったから案内してあげる」と友達から電話があったと家内が言う。 早速車を出して里山の竹林へ案内してもらう。
薄暗くて寒いくらいの竹林の中で出会ったのはこの写真のような変わった植物、名を 「クロヤツシロラン」というラン科・オニノヤガラ属の葉緑素の無い腐生植物なんだそうだ。 そういえばこれは目にしたことはあるような気がするが、そんな植物だとは思わなかった。調べたら、9月ごろ枯葉の中に埋もれるように茶色い花を咲かせ、やがて実になって次第に背丈を伸ばし、11月過ぎになると実をはじかせて胞子をばら撒くのだという。
竹林を出て里山の縁に出た時、「これがヤブタバコよ」と小さなボロギクのような花を付けた植物を教えてくれる。普段歩いている時はこんな花には目もくれないのだが、気をつけて見ると結構知らない珍しき雑草があるものだ。 後で調べたら葉っぱがたばこの葉に似ていて薮に生えているからこの名が付いたのだと図鑑に書いてあった。
先日満開だったサラシナショウマの花が終わって既に種をつけていた。
この里山には、この辺りでは珍しくヤマウドが多いのだが、これも見事な造形美の綺麗な実をつけていた。 里山から戻ったのは朝の9時、何だか一日の仕事が終わったような妙な気分になってしまう。 コーヒーを入れてとりあえず一服・・と窓際のモミジを見ていたら、葉陰でちょこちょこ動き回る小鳥の姿!
数日前からシジュウカラが来たりメジロが来たりしてたのでこれは何だろう・・と目を凝らすとそれは「ジョウビタキ」の雌だった。 もう冬鳥がやってきているのだと思うとこれから又鳥撮りが楽しみになってきた。