2008年3月19日水曜日

アケビももう直ぐ開花!

家の壁際に絡みついたアケビの蔓に小さな若芽が萌えだしているのに気がついたのは1週間位前、今日見てみると既に可愛い5枚の葉と蕾が出ているではないか!
ガラス戸の方に伸びて開け閉めの邪魔になりそうな小枝を切って小瓶にさした姿がなんとも初々しい。





いよいよ癌の手術で明日から3週間もの病院生活。 いろんな花が一斉に開花するこの季節は一年を通じてカメラいじりが一番楽しい時期なのに、病室にじーとしているのは退屈この上ないと思うのだがそうは言っても仕方ない。 
このブログもしばらくお休み、何か楽しみを見つけようっと!

2008年3月17日月曜日

出番を待つ庭の花

朝庭に出てみると、大きく脹らんだアカヤシオの蕾からピンクの色が覗いていることに気が付いた。 あの上品な色の花がもう直ぐ開花と思うと嬉しいが、この花の咲く頃は入院していて見ることが出来ないのがちと寂しい。
この樹の近くに植わっているバイモも大きな蕾を付けている。 春先から凄い勢いで芽を伸ばして来たバイモの成長の早さには驚くばかり。 この花ももう直ぐ咲いてしまいそうだ。
ハナズオウは・・と見てみると、枝の節々に小さな蕾が付いてる!
ニリンソウの小さな葉が茂り始めた。 この花が咲くのが楽しみなのだが・・と覗いてみて驚いた。 なんともう蕾が出ていたのだ!
庭の裏手のユキヤナギに白いものが見えた。 行ってみるとようやく数個の花が咲き始めたところだ!  我が家のみすぼらしい樹全体が真っ白に花を付けることはないのだが、花が付いただけでも嬉しくなる。

2008年3月16日日曜日

春爛漫の畦道

今日も良い天気になった。 午前中はせっかく洗っても又直ぐ花粉が降り積もるとは分かっていても我慢の限界を超えてザラザラになった車を洗車、 午後はのんびり田園散策に出掛けることにした。
歩き出したらすぐさま汗が滲んでくるほどの暖かさ、ホトケノザナズナの草花で彩られた田圃の畦道はのどかで心地良い。
ノボロギクも咲いている。 この花、真冬の寒い時期から一年中咲き続ける生命力にはほんとに驚かされる。
ホトケノザの大群落に遭遇! この花のお花畑に出会うのが春の田園散策の楽しみの一つだ。
それにしても見事、雑草といえども捨てたものではない!
オオイヌノフグリタネツケバナが一緒に咲いていた。 魅惑的な青い花と小さくて可愛い白い花に思わず足が止まって覗きこむ。
何やら白い花がオオイヌノフグリの群れの中に咲いていた。 よく見るとそれはなんと白花のオオイヌノフグリだったのだ。 
これは珍しい!・・と一瞬思ったがそういえば以前にも何処かで見たことがある。

2008年3月13日木曜日

片貝漁港の水鳥達

春らしい陽気になってきたので菜の花畑を見たいと思って先日甚兵衛公園や多古町の栗山川河畔の様子を見に行った。 ところがどちらも未だ青々と葉が茂るのみ、花の見頃は4月に入ってからになりそうだ。 今日は九十九里浜方面に足を伸ばしてはみたものの目ぼしい菜の花畑は見つからない。
仕方なく片貝漁港に行ってみると、水揚げの終わった漁船にコサギの姿があった!





見ると港には水鳥があちこちに群れていて、遠くにカワウの姿もある! さっそくこの群れを見に行ってみることにする。  
カワウを望遠レンズで覗いてみてびっくり、遠目には真っ黒な姿かと思っていた羽が微妙な色に輝いているのだ!
近くの海面を水鳥が泳いでいる。 こちらにレンズを向けて覗いてみると、この鳥は「スズガモ」だった。   





これ等の鳥は印旛沼辺りでもよく見かける。  鳥の行動範囲はほんとに広いもんだなあ・・と改めて感心してしまう。
漁港に流れ込む作田川の中州に行ってみると、ここにもいろんな種類の水鳥が群れていた。  
中州にしゃがんで休む「ユリカモメ」や、嘴の赤と黒の文様でそれと分かる「ウミネコ」も一緒だ!
長い嘴で砂浜をつつきながら水際を忙しそうに走るシギの仲間がいる。 これは初めてみる鳥だが何だろう?と帰って図鑑を眺めてみたら、「シベリアオオハシシギ」という鳥によく似ていた。  シベリアへの長旅の途中なのだろうか・・・。

2008年3月11日火曜日

咲き急ぐ春の花

朝方、100m先も見えない位霧が立ち込めて一気に気温が上昇し、日中は4月中旬の陽気になってびっくり。
昨日雨に濡れて躊躇していたクリスマスローズが今日は一気に花を開いた。
固い殻の隙間に黄色い花が覗き始めていたサンシュユを見てみると、小さな黄色い花が既に殻の中から一斉に飛び出していた。
蕾が大きく脹らんでいたボケの花も一斉に咲き始めている。 これからしばらくの間はこのボケが我が家の庭の主役を勤めることになる。
次の出番を待つハナカイドウは・・・と見てみると、こちらも着々と開花の準備怠り無いようだ!

2008年3月10日月曜日

久しぶりの恵みの雨

今日は朝から雨模様、乾ききった北総台地には恵みの雨だ。
庭で咲き始めたばかりの紫色のクリスマスローズも雨に濡れている。 このお湿りでいよいよ春本番ももう近い!

2008年3月9日日曜日

シロバナタンポポ発見!

早春の田園を歩いていると、地べたに張り付くように咲き出しているタンポポに思わず目が留まる。 一年中次から次に花を咲かせるこの花に目を留めるのは今のこの時期くらいなものだがその殆どはセイヨウタンポポ。 
カントウタンポポシロバナタンポポにはごく限られた場所でしかお目にかかれないのだが、
今日再び訪れた宗吾霊堂の梅林でこのシロバナタンポポを見つけた。 梅林を見回すとこの花があちこちに咲いていて西洋種は全く見当たらない。 ここは在来種の貴重な生育地なのだ!

2008年3月8日土曜日

梅の花咲く宗吾霊堂

ここ数日の春の陽射しに梅の花も咲き揃ってきたに違いないと、宗吾霊堂に行ってみた。
今日は土曜日、梅の花見客で混雑しているかも・・と思っていたが、意外にも到着してみると駐車場はがらがら、門前の土産物屋の半数はシャッターを下ろしたままだった。
閑散とした仁王門を潜るとすぐさま左手の大本坊前の満開の大きな白梅が目に飛び込んできた。
本殿に向う左手には満開の大きな紅梅が青空に映えていた。






本殿の裏手に回ると、数年前に造営されて眩く輝く奥の院の右手にも白梅や紅梅が見える。 
近くに行ってみると最近植えられたらしい河津桜が梅の花をバックに数輪咲き始めていた。





奥の院の裏手は公園になっている。 
ここの梅林に行ってみるとこちらももう既に満開、辺りに漂う梅の花の香りが心地良い。





ふと小径の先に見慣れぬ小鳥の姿、急いで望遠レンズでこの鳥を追う。
少ないチャンスで撮った写真はボケていたが調べてみたら、初対面のこの鳥はスズメ目アトリ科の「シメ」だと分かって大喜びだった。

2008年3月6日木曜日

谷津田の遅い春

今日は朝から明るい春の陽射しが眩いばかり、ポカポカ陽気かと思って外に出てみると空気は意外と冷たかった。 それでも歩くにはちょうど良さそうと、近くの谷津田に行ってみると、
暖かそうな陽光にもかかわらず谷津田も里山も未だ春本番には程遠い感じだった。
よく見ると、足元の畦道にはオオイヌノフグリが咲いているには咲いている。
珍しくもない雑草にもかかわらず、春一番に咲き出すこの花の魅惑的なブルーにひきつけられて毎年のように撮っている。
台地の畑や住宅街に近い田圃では既に群落を作っているホトケノザだが、この谷津田では未だちらほら見かける程度。
この花、小さ過ぎて普段は花がよく見えないが、こうしてクローズアップで撮ってみると結構ユニークな顔をしていて面白い。




それにしてもこれ等の花で覆われる春本番の畦道を歩くのは何とも心地良いのだが、もうしばらく先になりそうだ。

2008年3月5日水曜日

ネコヤナギ開花!

3時近く、それまでの雲が消えた青空から傾きかけた陽光が射し出した。 
退屈しのぎに庭の花の様子を見てみると、
ここ数日の暖かさでボケの蕾が大きく脹らんでもう直ぐ一斉に咲き出しそうな勢いだ!
数日前から蕾の先端に黄色い色が覗き始めた家の窓際に立つサンシュユを見てみると、もう既に花の形が認識できる程顔を出している。 植物というものはなんと気候に敏感なんだろう・・と感心してしまう。
そういえばあのネコヤナギはどうなっているかなあ・・と覗いてみると、何とこちらはすでに花を咲かせ始めていた。 綿毛の中から雄しべを伸ばして咲き始めるこの花、ほんとに不思議な花だなあ・・と見る度に思ってしまう。

2008年3月4日火曜日

雪割草が花盛り!

昨日は黄砂がやって来た。 空はどんより茶色に霞んでとてもじゃないが息をするのもためらいたくなった。 今朝はこの黄砂も幾分薄まった感じだったので川村美術館の自然散策路を訪れた。
お目当ては雪割草、木漏れ日の林の中に色とりどりの花が今盛りと咲いていた。 日向で艶やかに咲く雪割草が一際目立つ。
一方、木陰でひっそりと咲くこの優しげな薄紫の花も愛らしい。
こんな凛とした近寄りがたい美しい花も咲いている。
そんな中に、小さなピンクの愛らしい花がまるで春が嬉しくてたまらぬように群れていた。
主役の雪割草が咲く傍らで、ひっそりとセツブンソウも咲いていた。 この花を見ると秩父の山を思い出して懐かしい。

2008年3月2日日曜日

いよいよ咲き出した春の花!

今日は雲が多かったがそれでも薄日が射して穏やかな日和、久しぶりに近くの田園散策に繰り出した。 国道を渡って旧道に向う里山の小径を行くと側らの雑木林に未だ小さい蕾のキブシの花房を見つけた。 この蕾が脹らみ始めるのは来週くらいだろうか・・。
旧道脇の農家の庭のミツマタの花はどうだろう・・と坂を登って行くと、こちらは今ちょうど咲き始めているところだった。




旧成田街道を渡ってかっての宿場町の路地を梅や藪椿の花を見ながら歩く。 やがて屋並みを抜けて「西井戸」と呼ばれる里山に降りた。 ボランティアグループによって綺麗に整備されたこの場所は戦国の昔は山の湧き水があった場所、 
湿った林内にはこの時期「ヤマネコノメソウ」の花がさいているはず・・と探してみると、この小さな変わった花がそこここに咲いていた。
谷津田の縁を里山沿いに歩く。  オオイヌノフグリやホトケノザ、そしてこのヒメオドリコソウの花を眺めながら歩いていると春の喜びで満ちてくる。
学校下の里山の急な坂道を登り始めた時、側らに咲くスミレを発見。 この春一番のスミレに感激して覗き込む。




この坂道はジロボウエンゴサクの花が群生する場所。 いくらなんでも今年は未だだろう・・と思いつつ、芽吹いたばかりの小さな葉を確認しながら歩いていたらなんと花を見つけてしまった!
「第一ジロボウ発見!」とばかり小躍りしながらシャッターを切る。

2008年3月1日土曜日

冬鳥の好物

我が家は狭い庭にもかかわらず植えたわけでもないのに5-6本のマンリョウの樹が生えている。 小さい樹は30cm、大きいのは1m近く、どれも晩秋になると赤い実を付けるのだが、今の時期は小鳥に食べられて赤い柄が残るだけ。
先日家の裏の一番小さなマンリョウに未だ実が残ってることに気がついた。 陽の当らぬ場所だから美味しくないのかも・・・。




この辺りの家の庭に多いピラカンサも賑やかに群がるヒヨドリに食べられて既に殆ど丸裸。 寒さ厳しい真冬の時期は住宅街が一番の食事処のようだ。 
それに比べて冬が始まったばかりの田園や里山は秋の味覚の宝庫、1月始めに近くの里山のお寺でヒヨドリセンダンの実を争うように食べていた。 見た目にはあまり美味そうではないと思うのだが、どうやら野鳥の好物らしい。

そういえば1月10日に房総風土記の丘の坂田ケ池でも実を付けた高さ20mはあろうかと思ふ樹に野鳥が入れ替わり立ち代りやってきていたことを思い出した。
あの時最初に現れたのはやっぱりこのヒヨドリだった。
その次に現れたのはメジロ
そしてその次はジョウビタキ。 こんなに鳥たちが集まるってことはよほどこの木の実が美味いに違いない。 この樹は一体何だろう・・と思って家で図鑑を調べても分からなかった。


・・がつい先日、佐倉城址公園で「ハリギリ」と名札を付けたこの樹に出会った。 棘のあるウコギ科の樹木で、桐のような材質だからこの名が付いたとのことだった。